2007年04月06日

◆イラン情報の裏側


                       渡部亮次郎

再掲(一部訂正)
【カイロ4日共同】イランのアハマディネジャド大統領は4日、首都テ
ヘランで開いた記者会見で、イランが先月23日にペルシャ湾で拘束し
た英海軍兵士15人に恩赦を与え、釈放すると発表した。

これに先立つテヘラン(CNN)情報。

イランが3月23日に英海軍兵士15人を拘束した事件で、英国は英兵
らの釈放に向け、外交ルートを通じて引き続きイランに接触している。
ブレア英首相の報道官は4月3日、英国がイランに直接交渉を提案し、
交渉開始時期についてイランの回答を待っていることを明らかにした。

これに関連して次のような情報が事前に世界を駆け巡った。イランに対
するアメリカの「脅し」がロシアから漏れてCNNに流れたのだ。

<2007年3月26日。モスクワ、3月19日。RIA ノヴォスティ。 ロシア軍の専門家が推定するところによれば、アメリカ軍のイラン攻撃計画は、2月20日の時点で後戻り出来ない確実なものとなった。その理由は2月20日の時点でIAEAの事務局長であるモハンマド・エル・エルバラディが彼の報告書と見積書の中で、「イランの核兵器計画の平和的な性質を確認する」ことがIEEAの能力では出来ないという認識を示したからだ。

ロシアの週刊誌アーゴメンティ・ネデリによれば、軍事行動は4月の第1週の間に実施されるようだ。その時期はカトリックと正教会のイースター祭の前にあたり、西洋の論客達や議論が沈静化する時期だからである。
(今年は、イースター祭は4月8日に祝福される).


あるいはイランは6日(金)に攻撃されるかもしれない。6日はイスラム
教圏の国々では祝日だからだ。米国筋に拠れば、攻撃は一日のみで0400
時から1600時までの12時間までである。この軍事作戦の暗号名は、現在
のところ English CockまたはBiteとされている。>。

これについて、あるジャーナリストの分析。

<テヘランのCNN情報は優れている。アフマディネジャドはアングロ
サクソンの脅しに屈したようだ。

アメリカのCNNが、テヘランやモスクワから極秘情報を取れる背景に
は、この事件が米英ロとイランの間で裏取引が行われてことを窺わせま
る。そのパイプのどこかに有力なデイープスロートを持ったのだろう。

情報戦となると、単純なアフマディネジャドでは勝負にならない。裏取
引も英兵15人は単なる表材料で、イギリスの石油権益の確保が主要問題
だという。国際的な孤立感を深めているイランにとっても悪い話ではな
い。

ロシアは複雑だそうだ。英兵15人拘束で、ブレア首相は交渉はしない、
無条件の釈放を求めると表ではいいながら、裏ではイランとの独占的な
交渉をやってきた。

それはいいとしても、アフマディネジャドが妥協し、さらにイギリスが
イランの国際舞台復帰の手助けをすれば、イラン情勢は沈静化する。そ
うなれば、原油価格が下落してしまう。石油資源国であるロシアにとっ
ては、高値の原油価格が望ましいのに>。2007.04.05

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