2013年11月04日

◆朝日の誤報がと読売が報道

古森 義久


このところ新聞週間だったせいか、大手新聞が新聞の効用やあり方をいろいろ論じています。その延長として新聞の公共性を強調するのか、各紙とも世間の批判や政治への非難を熱心に述べています。

そのなかでも朝日新聞の最近の安倍政権叩きはなにか絶望的な悲鳴さえ感じさせるほどのヒステリックな情緒に満ちています。これが公器なのか。

朝日新聞は安倍氏個人への誹謗に始まり、憲法改正への動きの悪魔化、集団的自衛権解禁への中国代弁のようなデマゴーグ論調、日本の国益を論じない秘密保護法糾弾、沖縄基地問題での日米同盟否定の、これまた中国との二人三脚、総理動向の情報についての自民党幹部からの提言への議論封じのヒステリックな反発に・・・枚挙にいとまがありません。

しかし日本が日本という国家としての道を進もうとする動きは、なんでもダメダメというスタンスにも、朝日新聞としては、自己組織が公器だという認識はあるのでしょう。

でなければ、他者をこんなに一方的に糾弾できるはずがありません。

であるならば、自分たちの公器としての責任を果たしてください。

朝日新聞は日本一の発行部数を誇る読売新聞から再三にわたり、自紙の大誤報を指摘されているのです。慰安婦問題での大誤報です。

読売新聞の11月1日朝刊に以下の記述が掲載されました。

「いわゆる従軍慰安婦問題が日韓両国間の外交問題になったのは、1992年の朝日新聞の報道が発端だ。旧日本軍に関し、『主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した』などと事実関係を誤って報じたもので、これを受けて韓国で日本への反発が強まった」

読売新聞は正面から朝日新聞の誤報こそいわゆる従軍慰安婦問題を捏造した元凶であり、主犯だと断じているのです。読売新聞の「慰安婦問題は朝日新聞の誤報によって生まれた」とする報道は私の知る限り、これで3回目です。

朝日新聞はこれまた私の知る限り、この読売新聞の指摘にまったく答えていません。これほど公共性の高い指摘や非難もまずないでしょう。なのに公器を自称する朝日新聞は一切、知らん振りなのです。

朝日新聞は読売新聞の報道が正しいのかどうか、答える責務があります。公共性を持つニュースメディアであるならば、です。他者を批判し、叩きまくり、自分の非の指摘にはほほかぶり、というのでは、あまりに情けないことになります。

朝日新聞よ、公器たれ!読売新聞の誤報指摘に答えよ!

こんな大仰なスローガンは私の趣味ではないのですが、朝日新聞のこの件でのあまりの厚顔無恥には、短絡な抗議が適切に思えます。
2013.11.03

<「頂門の一針」から転載>
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック