2013年11月24日

◆日本非難の本ばかり(1)

平井 修一


大東亜戦争に関する戦後の書物の多くはGHQと共産主義者の共通認識「日本悪者論」「自虐史観」に汚染されている。いかにひどいか、恐ろしいほどである。先日、満洲国についておおよそのことをレポートしたが、その際に図書館の開架で満洲関係の本をざっと見たのだが、こんな具合だった。

■「昭和二万日の全記録」(講談社、1989年)編集委員:原田勝正、尾崎秀樹、松下圭一、三國一朗

内容例:各地で争議は頻発し、社会運動への弾圧、思想弾圧はますます強化され、対外強硬派は大陸への野望を実行に移し、張作霖が爆殺される<小生の印象:原田勝正は日共が評価する遠山茂樹らの日本近代史研究会同人。「戦前真っ暗史観」の本である>

■「キメラ 満洲国の肖像」(中公新書、1993)山室信一著

内容例:満洲国が消滅しても、その地に生き続けている人々にとって、満洲国がつけた傷はうずき続けて消え去りはしないのである<山室信一は岩波・朝日文化人、9条教信者>

■「満州帝国」「満州」「満州帝国の戦跡」「写真で見る満洲全史」(河出書房新社、1996、2005、2008、2010)太平洋戦争研究会編

内容例:日本は中国に戦争を仕掛けた<太平洋戦争研究会は左翼系の研究者が多い>

■「大連歴史散歩」(皓星社、2007)竹中憲一著

内容例:日本軍は大虐殺をした<著者は中共とのつながりが深い>

■「満州国 虚構の国の彷徨」(光人社、1991)秋永芳郎著

内容例:陸軍中央部と関東軍の野望<満洲国は軍国主義日本の歩みと共に建国され、敗戦と共に潰え去った傀儡国家だという。GHQを真似ての口パクパク、自虐史観の典型みたいだ>

■「満洲の歴史」(講談社、2008)小林英夫著
内容例:張作霖に代表される政治指導者たちは高い政治統治能力を持っていた。それを「軍閥」という名称のもと、古いイメージでこの地と向き合った、この大いなる錯覚が東北をめぐる日中関係の不幸の始まりだったのではないか
<張作霖が偉大な指導者? 著者は岩波、大月、青木など左翼系出版社か
ら数冊刊行している>

■「満州再訪・再考」(草の根出版界、2003)黒田敞弘著

内容例:日本は日清戦争を引きおこし、旅順で4日間に2万人の庶民を虐殺した<この事件は米国の新聞記者一人が「旅順陥落の翌日から四日間、幼児を含む非戦闘員などを日本軍が虐殺した」と報じたもの。他の記者は誰も見聞していない。虐殺の有無と犠牲者数について諸説があり、現在の中共は2万名弱としている。著者は高校教師でありながら中共の口パクパクで反日教育の後押しをしているのだから、生徒はたまったものではない>

■「決定版 昭和史」(毎日新聞社、1984)

内容例:満州事変は関東軍の暴走で始まった
<「日本悪者論」の定番パターン>

いやはや、まず、まともな本がほとんどないと言っていい。「まともではない」というのは、「極悪非道の日本という暗黒史観を前提にし」「公正な観点、平衡感覚が欠落し」「世界の中の日本という視点がなく」「事件当時の証言、資料、空気の検証が弱い」ということである。

なぜこんな異常、異様、奇妙奇天烈なことになったのか。それを書いていこうと思っていた矢先に出会ったのが「大東亜戦争の総括」という本だ。

20年前の1993年(平成5)、自民党が「歴史・検討委員会」を設置し、「公正な史実に基づいた日本人としての歴史観の確立」を目的に「大東亜戦争をいかに総括するか」をテーマに講師を招いて毎月開催、20回に及んだ。これをまとめて終戦から50年目の1995年(平成7)に「大東亜戦争の総括」を編集・発行したとある(発売は展転社)。

奇しくもこの委員会の事務局長は、満洲で石原莞爾とともに関東軍を率いて満洲国建国に寄与し、戦後GHQに虐殺された板垣征四郎陸軍大将の次男、板垣正(参議院議員)だった。板垣はあとがきにこう書いている。

<政治家はもとより、日本人自身の歴史認識が深刻な危機的状況におかれていること、戦後、占領政策と左翼偏向に基づく教育の影響力の大きさを思い知らされる。しかし、どう考えても、次代の青年や子供たちに自国の歴史に対する誇りも、日本人として生きる喜びももたらすことのできない教育は、間違っていると言わなければならない。

まして、(占領軍が)一方的に日本を断罪し、自虐的な歴史認識を押しつけるに至っては、犯罪的行為と言っても過言ではない。

ここに積み重ねてきた検討の成果を広く国民の前に提示し、それぞれの講師の信念と勇気ある正論に一人でも多くの人々に触れていただき、日本人自身の歴史認識を取り戻すための契機となることを念願し、本書を刊行するに至った>

この本をベースにして「日本悪者論」「自虐史観」を粉砕していきたい。
(2013/11/20)
    <「頂門の一針」から転載>
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