2013年12月05日

◆張氏、「失脚」ではなく「粛清」

〜韓国政府〜

古澤 襄


読売新聞はソウルから張成沢氏は「失脚」ではなく「粛清」だと伝えてきた。同紙による韓国政府当局者との単独インタビューによる。

<【ソウル=中川孝之】韓国政府当局者は4日、本紙に対し、失脚情報が出た北朝鮮・金正恩(キムジョンウン)政権のナンバー2、張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長(67)について、「張氏も不正に関与したとして、北朝鮮当局の取り調べを受けた」と語った。

張氏の親戚の外国大使2人が召還されたことも同日判明した。張氏自身の不祥事が今回の更迭につながった可能性が強まっている。

同当局者によると、張氏が部長を務める朝鮮労働党行政部の副部長2人が公開処刑された11月下旬と前後し、張氏も治安機関・国家安全保衛部などの取り調べを受けた。当局者は、具体的な容疑は明かさず、「容疑を認めたかは不明」と述べた。

金正恩第1書記の叔父の張氏が取り調べを受けるのは異例で、韓国政府は、張氏は単に職責を解かれた「失脚」ではなく、正恩政権の中枢から排除された「粛清」状態だと判断しているという。

ただ、柳吉在(リュギルチェ)統一相は4日、国会外交統一委員会の緊急会議で、「(張氏の)命に別条はないと把握している」と明かした。(読売)>

■張成沢氏一族の二大使も本国召還

<【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は4日、国会外交統一委員会の緊急懇談会に出席し、失脚が伝えられた北朝鮮の実力者、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長と関連し、張氏の側近2人が処刑された方法や日時についてはコメントするのが難しいと説明した上で、「張成沢と関係があると思われる人たちに対する粛清が進められていると聞いている」と述べた。

また柳長官は粛清の範囲と内容については「さまざまな傾向があると聞いている」と説明した。

これと関連して、韓国情報当局は張氏の姉の夫である全英鎮(チョン・ヨンジン)駐キューバ大使と、張氏の甥(おい)の張勇哲(チャン・ヨンチョル)駐マレーシア大使も先ごろ北朝鮮に召還されたことを把握したと述べた。(聯合)> 2013.12.05

<「頂門の一針」から転載>
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック