2013年12月17日

◆崩壊ソ連と同じ轍を踏む中国

古澤 襄


歴史は繰り返すというが、中国はソ連が崩壊した同じ轍(わだち)を踏んでいる。米ソ冷戦時代に来日したグロムイコ・ソ連外相に同行して京都に行ったことがある。

ミスター・ニエットといわれたグロムイコは国連安保理で拒否権を連発、ソ連は国をあげて米国に追いつき追い越せと軍事力の強化に狂奔していた。国内の疲弊には目もくれず宇宙開発競争、長距離核爆弾の数でも米国に負けまいと懸命だった。

そんな無理が通じる道理はない。京都の夜で仲間の政治記者たちと「ソ連は米国のユダヤ戦略に乗せられている」と怪気炎をあげたものだ。

いまの中国はソ連末期の状態と酷似している。国家の富のほとんど軍事力の強化に当てて国内の民の生活にはふり向けない。中国農村の生活レベルは世界の最低レベルにとどまる。各地で暴動が発生しているが、それを強権をもって抑え込んできた。

13億の人口を持つ中国が民衆の生活レベルをあげる政策を進めれば、中国の市場としての注目度はさらに高まる。外国資本も中国に来るのは必定だが、現状は外国資本が中国からどんどん逃げ出している。

そんな中で海軍力の強化に狂奔し、太平洋で日米と対峙することしか考えない。そんな無理が通じる道理はない。ほんとうに米国のユダヤ戦略に乗せられ、破滅の道をたどっているのであろうか。やはり崩壊したソ連と同じ轍を踏んでいるとしか思えない。支那はもう少し道理が通じる国だった筈だが・・。
2013.12.16

<「頂門の一針」から転載>
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック