2013年12月18日

◆江田新党に視線冷ややか

沢田 大典


18日設立の江田新党「期待しない」66% 泥仕合に視線冷ややか

名称「結いの党」に内定

みんなの党に離党届を提出した江田憲司前幹事長らは18 日、都内のホ テルで新党の設立総会を開く。ただ、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査によると、新党に「期待しない」が 66.2%に上り、「期待する」の28 .7%を大きく上回った。有権者 の冷めた視線にさらされながらの、多難の船出となりそうだ。       
           ◇
江田氏らは16日、国会内で新党設立準備会合を開き、江田氏を代表に内定。他の役員人事を江田氏に一任した。新党名も「結(ゆ)いの党」に内定。徐々に態勢が整いつつあるが、今回の調査結果に江田氏は不満だったに違いない。産経新聞の取材に「結党もしていない、綱領や政策も示していない中ではやむを得ない」と語った。

だが、最近の新党結成直前の調査結果と比較すると、「やむを得ない」と開き直るわけにはいかないのが現実だ。昨年9月設立の日本維新の会の期待値は62%、同11月の旧太陽の党は45.5%だった。

同7月に結成した旧国民の生活が第一こそ11.1%と低かったが、「太陽未満、生活以上」という結果は、決して胸を張れるものではない。

みんなの党の分裂劇の背景に、渡辺喜美代表と江田氏の野党再編に対する考え方の違いがあったのは事実だが、世論は分裂の遠因に両氏の感情的対立があったことを見透かしている。

しかも、泥仕合は継続中だ。新党に参画する江田氏ら14人は16日、衆参両院事務局に会派離脱を届けた。渡辺氏が江田氏を除く比例代表選出の13人の離脱を認めていないためだ。離脱は会派代表が議長に届けるのが慣例のため、受理されなかったが、江田氏はそれを承知で、世論に訴える戦術に出たわけだ。

ただ、調査では比例当選者が離党した場合は「議席を返還すべきだ」が72.5%に上っており、江田氏らのアピールがどこまで世論に届くかは不透明だ。

江田新党の期待値が低い理由は、民主党や維新の存在を抜きにして語ることもできない。

与党の対立軸として最も期待できる政党を聞いたところ、民主党が25.1%でトップ、維新が23.9%と続いた。

しかも、そもそも野党再編には過半数の53.1%が期待していない。江田氏は民主党の分裂や維新の解党を前提にした再編の青写真を描いているが、これでは、民主党と維新に組織防衛の力学が一層強く働く可能性は高い。産経ニュー【本社・FNN調査】2013.12.17

<「頂門の一針」から転載>
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