2014年01月10日

◆反原発は狂気の沙汰だ

池田 元彦


規制委員会が原発事故調査報告をIAEA(=国際原子力機関)に提出する見込みだ。全電源喪失原因は、国会事故調の地震原因ではなく「津波」原因と明確にし、「日本の公式見解」となる。観測史上第4番目の9.0の地震でも、原発そのものには一切問題なかったのだ。

小泉元首相の即停止発言に、無能を曝け出した菅元首相、反日自虐史観の野中広務、古賀誠元議員が悪乗りした。しかし原発即停止は、国益を損なう視野狭窄の主張だ。日本では50年前東海村で初めて原発発電、以降54基で全電源の25%を供給してきた。

福島第1原発は冷却水補給で躓いたが、放射線事故死は1名もいない。事故死は、世界でもチェルノブイリだけで、極めて安全な発電装置なのだ。

2000年迄の過去30年間の死者5名以上のエネルギー別の苛酷事故数は、石炭1,040件を筆頭に、石油、天然ガス、LNG、水力がそれぞれ、232、45,46、10で、原子力はチェルノブイリの1件しかない。

1件当たりの事故死者数でも原発は最小で0.579だ。原発1基の建設費は3千億円前後だが収入は毎月150億円で、極端に言えば20日間で回収できる。資源エネルギー庁試算では、原発1時間当たりの発電コストは4.6円/kWh。石油の半分以下で一番安い。

浜岡原発100万kWhの発電に、名古屋ヤドーム33個分が必要だが、太陽光発電(3.5kWh:家庭用)ならドームが1,390個、風力では5,100個必要だ。明白な省スペース発電であり、雨雲雪・風嵐の影響や蓄電池の劣化もなく夜間でも安全に安定供給出来る。

石油・石炭のようにCO2やNOxを放出しないクリーンエネルギーでもある。保管・廃棄にしても、巨大発電量に関わらず廃棄物が極めて小さい。安全、安価、省スペース、自然に優しいエネルギーは、現時点で原発を置いて他にない。即廃止は、情緒的感情論だ。

地球上全ての生物は太古より放射線を浴びて放射線耐性を獲得した。空気やオゾン層がない時代は、現在より過酷な放射線があった。平均2.4mSv程度の放射線量は現代人の誰もが浴びている。CTスキャンは9mSvの照射量だ。1mSv の除染等馬鹿の無駄遣いだ。

ラッキー博士は年間100mSv 程度の放射線は、寧ろ人体に好影響だと統計実績を示す。放射線がなければ人間は死ぬ。塩と同じだ。食べすぎたら健康を害する。その閾値が放射線100mSvなのだ。ICRP(国際放射線防護委員会)基準は、根本的に間違っている。

ハーマン・マラーは、ショウジョウバエの実験で染色体破壊と遺伝で、放射線は有害だとしてノーベル賞を受賞した。しかし現代では、1つの細胞内でDNAが1日百万回程度壊れても自動修復することが周知の事実で、極僅かな放射線でも有害と言う彼の主張は否定されている。実験に使ったハエの精子DNAに、例外的に修復機能がなかっただけの話だ。

ICRPは、間違いを知りつつ、今も基準是正しない。チェルノブイリの立入禁止地区に、10名足らずの老人が26年間、健康に生活している事実をどう説明するのか。 原子力絶対とは主張していない。

日本近海に埋蔵するメタンハイドレードの開発等未来も明るい。原発代替で石油・LNGが3.8兆円も輸入され、貿易収支はこの3年間赤字だ。安全保障上からも燃料大量外国依存は危険だ。マスコミは何故真実を隠し、原発反対を煽るのか。

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