2014年01月26日

◆維新の会 分断強まる?

早川 昭三


維新の会が「分断」する様相を見せてきた。

日本維新の会の松井幹事長は、25日、記者団に対し、来年春の統一地方選挙で「関西の選挙区には、来月開講する政治塾の塾生を中心に」積極的に候補者を擁立していく考えを示した。

日本維新の会は、来年春の統一地方選挙に向けて、来月8日に橋下共同代表を塾長とする政治塾を大阪で開講し、関西2府4県の選挙区で擁立する候補者の養成を始めることにすることを述べた上で、「結いの党」との結束を固め勢力を進捗させる意向を強調する姿勢を見せたのだ。

ところが26日の 読売新聞によると、
<日本維新の会と「結いの党」の政策協議などを巡り、維新の会内部の亀裂が深まりだしたと報じている。石原共同代表は、原子力政策に関する党の対応次第で離党する可能性にも言及しており、党内のきしみは当分続きそうだ。

25日に東京と大阪を結ぶテレビ会議方式で行われた執行役員会で、石原氏は橋下共同代表(大阪市長)に「結いの党」との政策協議について尋ねた。橋下氏は、「(「結いの党」は)時代に合わせて憲法を改正すべきだと言っているし、地方分権改革も一致している」と説明した。

これに対し、憲法改正に前向きな石原氏は、「結いの党」を「護憲政党」と批判しており、石原氏は役員会終了後、記者団に「あくまでも『協議』ということだから了承する」と語り、「結いの党」との連携に否定的な姿勢を強調した。

前日の24日には、政府が国会に提出した日本とトルコ、アラブ首長国連邦(UAE)の原子力協定に関し、昨年12月に党として反対を決めたことについて、記者団に「原子力政策を(「結いの党」に合わせて)すべて否定するなら、党を辞めないわけにはいかない」と、「離党の可能性」を口にしている。

党内では、石原氏ら旧「太陽の党」系と、橋下氏ら大阪維新の会系の間で、野党再編や原子力政策などの基本方針に関する「認識のズレ」が目立ち始めている。大阪系にはもともと、原発に否定的な意見が根強い。石原氏の「離党発言」は、こうした党内の状況を念頭に置いたものだ。>

こうした動きを念頭に置いてか、松井幹事長は25日、記者団に対し「関西では政治塾の塾生を中心に擁立していく」ことで、関西選挙区に力点を置いて、政治塾の塾生を中心に積極的に候補者を擁立していく考えを示したようだ。

また松井氏は、統一地方選挙での維新の会、「結いの党」、それに減税日本の選挙協力について「地方議員どうしで情報交換しながら、提案をあげてもらい検討して決定したい」と述べ、「結いの党」との結束を改めて力説している。

このように石原氏が、政策協議などを巡り見解の異なる結束の党を批判して、「離党の可能性」を口にしたことで、維新の会は内部の亀裂が深まり「分断」するする可能性は一段と強まってきた。

大阪維新の会の大阪都市構想の実現も揺れ動いていることも重なり、維新の会内部も動揺が走っており、これから橋下共同代表(大阪市長)が、どう立ち向かうのか注目が集まる。

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