2014年02月22日

◆オバマ政権の大使たちの無知 A

古森 義久


オバマ大統領が自分の選挙での資金集めに貢献した人たちを大使に任命することに奔走しています。

大使としての要件などは問題にされません。駐日大使はさてどうなのか。

<なぜオバマ政権の大使は「無知」なのか米国の外交に暗雲をもたらす選挙功労人事>

アルゼンチンは中南米第3の経済大国であるが、現政権は独裁の傾向があり、対外的には反米志向を示すこともある。だから米国にとっては、重要だが対応の難しい国とされている。その国に駐在する米国大使がこのように無知では、オバマ政権の対中南米外交全体にも悪影響が及びかねない、という懸念も各方面から表明された。

■ツニス氏は「ノルゥエーの大統領」と連発

オバマ大統領がノルウェー駐在大使に任命したジョージ・ツニス氏も、1月16日の上院公聴会で無知をさらけ出した。

ノルウェー王国には国王がいて、大統領は存在しない。それなのにツニス氏は「ノルウェーの大統領」という言葉を連発し、国王が存在することは知らなかっと認めたのである。そもそも同氏はノルウェーを一度も訪問したことがないという。

ツニス氏はニューヨーク地区で長年、民主党の選挙活動に職業的にかかわってきた選挙コンサルタント兼活動家である。2012年にはオバマ氏の再選のために合計130万ドルの寄付金をバンドラーとして集めたことで知られる。

■また、ハンガリー駐在大使には、テレビの連続メロドラマのプロデューサーのコリーン・ベル氏が任命された。

ベル氏も民主党組織内での寄付金集め活動を長年続け、2012年にはオバマ再選への巨額の資金を調達した人物である。その一方、政治や外交の経験はまったくなく、ハンガリーを訪れたこともないという。

ハンガリーは最近、北大西洋条約機構(NATO)に加わり、国内では共産主義志向の守旧派が勢力を増し、対外的にはロシアとの安全保障関係が不安定となってきた。米国のNATO戦略にとって比重のきわめて大きい国だと言える。

ところが同じ1月の上院外交委員会の公聴会に出たベル氏は、議員側から「米国にとってのハンガリーの戦略的な重要性はなんだと思うか」という質問に答えられず、「ビジネスの機会を広げ、貿易を増すことが重要」とだけ述べて、失望を買った。(つづく)

2014.02.19 Wednesday name : kajikablog

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