2014年03月06日

◆ロシア、安保理で孤立

加藤 賢治


【ニューヨーク=加藤賢治】国連安全保障理事会は3日、ウクライナ情勢に関する緊急協議を開き、クリミア半島での軍事行動を正当化するロシアと、これに反発する欧米が改めて激しい論戦を繰り広げた。

リア問題などへの対応でロシアと安保理で同調してきた中国も欧米の主張に近い立場を明らかにし、ロシアの孤立が深まりつつある。

「法秩序回復のため、プーチン大統領に軍事力を行使するよう要請する」ロシアのチュルキン国連大使は安保理議場で、大統領の座を追われたヤヌコビッチ氏のプーチン露大統領への書簡のコピーを掲げ、文面を読み上げた。

クリミア半島を掌握した軍の行動を正当化するための演出だったが、フランスのアロー国連大使は協議後、記者団に「誰かが彼に会いに行き、(書簡に)署名させたのだろう」と一蹴した。

チュルキン大使は「過激な民族主義者による脅迫や暴力で、ロシア系住民の生命や利益が危険にさらされている」との主張を繰り返したが、米国のパワー国連大使は「証拠はない」と反論。「起きてもいないことを根拠に、軍事行動を正当化出来ない」と非難した。

ウクライナ情勢に関する安保理の緊急会合は3回目で、欧米とロシアが非難合戦を繰り広げてきた。ただ、3日の協議では、中国の劉結一国連大使が「中国は一貫して内政不干渉の原則を支持し、ウクライナの独立、主権と領土の一体性を尊重する」と演説。

背景には、国内に分離独立を求める少数民族問題を抱える事情があるとみられる。劉大使は「対話による政治的解決を求める」とも述べ、ロシアの主張から距離を置いた。
(2014年3月5日10時06分 読売新聞)

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