浅野 勝人
本日本誌掲載しました3月11日付、「木を見て森を見ない典型。菅 長官は自らの信念を貫け!」の原稿の中で、河野談話の作成過程における日韓間の対応に関連して、以下の記述があります。
「国会の答弁で、何かまずいことをしたような印象を与えた石原元副長官は、問題を蒸し返すことが歴史に対して重大なマイナスになる認識に欠ける」。
これを読んだ現役のジャーナリストから次の指摘をいただきました。
「石原信雄氏は誠意をもって国会答弁をしたと思います。本人が残念だといったのは、韓国側のその後の対応に対してというよりも、当時の日韓両国政府の努力によって一定の合意をなしたことに対して、その苦労を知らず、かつそのマイナス効果も読めずに、その非をあげつらうことに血道をあげる今の日本の政治に対してではないかと感じました。」
重大な指摘をいただき、直ちに再検討、再確認をいたしました。
その結果、筆者が石原氏の発言について正当な解釈を誤った事実誤認と確認いたしました。
原文を、上記の指摘通りに訂正させていただくと共に、石原信雄氏の名誉を傷つけたことを深くお詫びいたします。
安保政策研究会理事長(元内閣官房副長官、元外務副大臣)