2014年04月06日

◆偉い人のスキャンダル

渡部 亮次郎


マスコミだけでなく、短期間ながら外交の世界にも身をおいた若い頃があったので、おおっぴらにはできない、偉い人のスキャンダルを多く耳にした。

戦前の外交官で、ほれた彼女を外交行嚢のトランクに詰めて持ち出そうとして、空港でばれて、大騒ぎになった人がいた。戦後、なんと東南アジア某国の大使になった、と言う。

余談ながら赴任する大使は必ず料理人を伴って行くが、資格申請をする時、料理人をサーヴァント(従者)としていた時期がある。現在は知らない。

ところで特に秘密警察が辣腕を振るったソビエト時代のロシアは日本人もターゲットにされた。目的は様々。KGB手回しの女に新聞記者を誘惑させ、同衾中を撮影。家族や関係者に見せたくなければ当方の言うことをきけ。

本国帰国後、スパイになれと言って脅かされたケース。女との写真があるといわれたら、焼き増しして、皆に渡してくれと言えばよいそうだ。しかしそれは余程、度胸のある例で、大抵の人は震え上がる。ただ、男が男との写真は命取りだという話がある。欧米の男は男と寝ている写真でゆすられて落ちたと聞く。

M内閣の顧問格だった元外交官。内閣は知らずに彼を内閣の特使として、アメリカに出そうとしたら、アメリカ側に馬鹿にされた。何かの機会にポーランド女性とセックスしているところをKGBに撮影されて脅かされていることをCIAは知っていたのだ。

日本の外務省は知らなかったが、以後はお役ご免にした。この人の甥が私の友人で、NHKで取材部局の部長を勤めて先に逝去したが、伯父さんのスキャンダルは知らなかった。

Z新聞の特派員だったQ氏。モスクワ市内で、すごく細めの女子大生だったと伝えられている。Q氏は帰国後、本社の専務に就任した。例の件は不問とされてのか。いや、知らぬは本社ばかりなりだったのではないか。

Qさんはコワレンコの指揮下にその後もあり続けたと理解している人は多い。「Qさんを専務にまでしたZ新聞は愚劣だと思います」と言うのは某社の元モスクワ特派員。

Qさんの息子は放送局に入り、PDをやっていたが、外国で、車が崖から落ちて、死亡した。

M内閣顧問格氏は元は外務省で枢軸派の白鳥などの子分だったので、Y項(吉田)パージになり、英字新聞に転身させられた。テレビのニュース解説に出演する時は、まえにいつも、水割りを数杯飲んでから出演したそうです。

岩手県の寒村の出身ながら、あれほど、能弁な人は珍しい、と未だに高く評価するひとがいる。毀誉褒貶さまざま、である。
         

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