2014年04月10日

◆国民党少尉の懺悔、一方での好戦

平井 修一


鳴霞女史の「週刊中国」にユニークな記事が載っていた。サイトにはこうある。

<元中国共産党エリートで「月刊中国」主幹である鳴霞(めいか)がお送りするメルマガです。日々刻々と変わる、緊迫した中国情勢を週2回配信。日本のマスコミがほとんど報道しない、中国の内部情報を随時お届けします>

2012年11月29日(木) 号から――

<「南京大虐殺は自分たちがやった」と告白した国民党少尉

1月27日に歴史評論がネット(http://www.kdne.net)で流れた。開国少将というベンネームの作者は、外祖父(母方の祖父)が自分の日で見た南京大虐殺という文章を発表している。
                ・・・

私は小さい頃に、外祖父が抗日戦場から何故逃げ出したのか分からなかった。逃げたことは秘密で、外祖父が死去する前年に、よく雑談の中で何時間も話すようになっていた。外祖父は、妻が早く死去したということだったが、それが逃げた理由ではないだろう。私はある日、やっと外祖父から真相を聞き出した。

彼は四川省の貧農の出身で、小さい頃から武術で鍛えていた。1928年に四川で国民党に捕らえられて兵士にさせられ、 1937年の南京大虐殺前夜に少尉にさせられて、日本軍の猛烈な攻撃を、首都を守れ・国父を守れというスローガンで防衛するよう命じられた。しかし日本軍の進政を食い止めることなど出来ないので、南京城から撤退した。

部隊は列車を何両か手配して、軍用の荷物と食料を積み込んだ。その時に周囲から、一般の民衆が老人や子供の手を引きながら列車に乗り込んできた。大勢が列車の屋根にも乗っていた。日本軍は、すぐ近くまで迫っている。このままでは、国民党の兵士たちは逃げることが出来ない。誰かが、日本軍が来たぞと叫び、国民党指揮官は列車に乗り込んだ民衆に列車から降りろと怒鳴った。

誰も従わないので、指揮官は民衆を銃殺しろと命令を出した。兵士たちは民衆を銃殺することなど出来ないので、互いに顔を見合わせていた。指揮官は兵士たちに、もうすぐ日本軍が来るのだから、民衆は日本軍に銃殺されたことにしたら良いのだと言って、一斉射撃を命じた。あたりは血の海となり、兵士の足首まで血が溜まったと言う。ここで約1千人の南京市民は、国民党の兵士たちから銃弾を浴びて死んで行った。

国民党の部隊が必死で逃げた後には死体の山が血の海の中に残され、それは日本軍の残虐行為として転嫁された。外祖父は、こんな部隊に残りたくないので、撤退途中に九江で夜陰に紛れて脱走し、長江を渡り武漢で列車を乗り換え、南の小さな山村に逃げ込んだ。

外祖父の記憶では、他の部隊も同様のことをしてきたという。全ての国民党による民衆大虐殺は、日本軍の残虐行為として転嫁されたのである。外祖父は貧農の出身だが、国民党が貧乏人を虫けらのように扱うことに抵抗があったという。

外祖父は、国民党の軍隊に残っていれば、出世したかもしれない。また抗日戦争で戦死していれば、抗日戦闘英雄烈士との美名で呼ばれたかもしれない。しかし、逃亡する道を選んだ。そして裏切り者という悪名で呼ばれて、経歴を隠し通して逃げ回った。その過去の真実を、外祖父は死ぬ前になって初めて語ったのである。南京大虐殺は自分自身が犯した罪である。外祖父は恥ずかしくてたまらなかっただろう。

私は反日・反米の青年であり、ネットによく論評を発表していた。だが、そんな単純な反日・反米の青年たちは利用されているだけなのだ。天国にいる外祖父よ、私を許して下さい。(以上)

              ・・・

支那、中共はほとんど狂気の沙汰、まさに異形の大国だ。小生のオツムではほとんど理解しがたく、頭がクラクラしてくる。

2012年12月17日(月) 号にはこうあった――

<今日配信予定のメルマガ「週刊中国」16号に、「人民解放軍からの呼び掛け」全文を掲載しています。

これは解放軍の「日中関係青年研究討論会」という組織が発表した論文で、前半は前回(12/14)発行のメルマガ15号に掲載したもの。今週は後半部分となります。

解放軍幹部が企図する内容をあらわした、この論文の結論部分は、以下のとおり。
             ・・・

我々中国人が日本人から侮られたくないと思うなら、まずもってするべきことは、自らを尊び自らを強大にすることである。

世界各民族の国力の勝負とは、とどのつまり政治制度の勝負であり、政治制度の立ち遅れは、つまるところ経済上の利益や効果に影を落とす。それならば、我々はもはや、中国の政治制度が今後も立ち遅れていくのを座視することはできない。

したがって、日本の右翼がほしいままに中国を挑発しているこの時、百年の国辱をいまなお拭いきれていない民族存亡に関わるこの時、我々は次のように呼びかけるのである。

 1)国民全体が、上の者も下の者も、みな一丸となって、中国が落伍して日本人の侮辱を受けるに至った根本的な原因を反省し、みな一丸となって、民族全体の創造的活力を最大限度に発揮させることのできる制度や環境といった問題を探求し、みな一丸となって、真に我が中華民族を奮い立たせることのできるような政治体制の改革や変革を推進する。

 2)全国人民代表大会が、かつて中国政府が採択した日本に対する賠償請求の放棄に関するいかなる条約や承認も、これを無条件で否決し破棄することを提案する。必要ならば国民投票というシステムを発動させて法律的根拠をもたせればよい。

 3)全国民は、東シナ海にある我が油ガス田に日本が指一本触れないよう政府が強い態度で日本と交渉することを支持する。必要ならば、中国が艦隊を派遣して海上の国境を防衛すればよい。

 4)中国政府は、第二次世界大戦で日本が中国侵略戦争をしたことに対する賠償についてただちに日本政府と交渉せよ。戦争の賠償こそが戦争の罪を認める前提であるということを日本政府に対してはっきりと指摘する必要がある。

また、魚釣島問題、教科書問題、靖国神社参拝問題、国連常任理事国入り問題についても、すべてその交渉の議題に盛り込むことを要求する。

5)政府と民間が対話できるようなシステムを作り上げ、官民共同討議を国是とし、全国民で共通の認識を持ち、段階的にまた秩序を保ちながら中国の政治体制の改革を推進できる方策を追求する>

              ・・・

中華民族主義によれば日中共同声明も平和友好条約も「売国的、屈辱的条約だ」ということになる。「真に我が中華民族を奮い立たせることのできるような政治体制の改革や変革を推進する」というのは、軍の幹部は「中共指導部は軟弱だ、大いに不満だ、民意を問え、軍事力を行使せよ」との主張だ。現場は戦争したくてウズウズしている。

2013年5月13日(月) 号から――

<メルマガ「週刊中国」76号、発行しました。四大軍区の各予備役師団が、それぞれ実戦演習に入っています。また、軍事委員会副主席の許其亮は、士官への講話の中で、

「戦争が明日起こってもいいように準備を備えておく必要がある」「ハイテク・情報を駆使する局地戦を戦い、大規模・短時間の惨烈な消耗戦を戦い、核兵器・生物化学兵器を使う代償の多い戦争を戦い、多くの国に波及する第三次世界大戦を闘うのである」

と語っています>

中共軍や中華民族主義者には冒頭の「国民党少尉の懺悔録」は届いていないのか。歴史を正視する、反省するという冷静な視点はないのか。ただただ対日戦を始めて、周辺国を巻き込んで第三次世界大戦を起こし、中華帝国の覇権を確立したいという野望しかうかがえない。日本は核武装すべし。(2014/4/9)
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