2014年06月18日

◆ペンタゴンが一斉にオバマ非難大合唱

〜米国議会〜

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
 

<平成26(2014)年6月17日(火曜日)弐:通巻第4269号> 

〜「いまさら何の批判か」だが、米国議会、ペンタゴンが一斉にオバマ非難大合唱 
イラクにテロリストを蔓延させ、次の9・11を準備させるのか〜

ISIL(新聞によってはISIS)がイラク北西部を軍事制圧し、クルド族は油田地域を事実上の自治区へ編入して治めはじめ、モスルを抑えた武装勢力は南下を続けて、ついにはバグダッド侵攻を窺う。

あたかもベトナム戦争以後、米軍が引き上げてベトコンの大攻勢があり、サイゴンは陥落した。

あの悪夢が再びバグダッドに蘇るのか?

バグダッドの米大使館は保安要員をのぞいて南部バスラへとすでに撤退した。

これは何を意味するか? 武装勢力がマリキ政権を脅かし、バグダッド陥落もありうると考えているからではないのか。

現に米国ではオバマ政権の無能を批判する勢力が日増しに勢いを増し、共和党のリンゼイ・グラハム上院議員などは「このままテロリストの跳梁跋扈を許せば、次の9・11を彼らに準備させることになる」とオバマ大統領を批判した。

ペンタゴン(国防総省)は表だった批判をひかえるものの、前国防長官だったゲイツは回想録で「軍事にまったく理解のないオバマの決断は指導者レベルではない(無能に近い)」と酷評したことは記憶に新しい。

2011年12月、米軍はイラクから撤退した。

このとき、ペンタゴンは少なくとも23000名の米兵をイラクに残留させるべきだとオバマ大統領に建言していた。

2007年のピンポイント作戦を指導し、一時はアルカィーダを壊滅近くに追いやった時の駐イラク米軍司令官ジョン・ケアネ退役大将は、「せっかく訓練したイラク兵も、まだ対抗戦力として不十分であり、23000名の兵力を残存されるべき」と大統領に進言したが「無視された」と発言している(ワシントンタイムズ、6月16日)。

2011年撤退時の駐イラク司令官はロイド・オースチン三世。現在、彼は中央軍司令官として、空母のイラク沖展開に関わっているが、同様の姿勢と言われる。
   
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