2014年06月21日

◆「腰痛の原因」分からず

毛馬 一三


激腰痛等に悩まされ出して10か月が経つ。今は歩行が100b位しか出来ず道路で座り込んで仕舞う。バス・地下鉄には立ったまま乗車はできない。ましてや、地下鉄の階段は手すり棒にすがって上り降りをするが、酷い痛みにおそわれる。

家でも、椅子に座ってパソコンに向かい合うのも、30分とはもたない。どうしてこんな腰痛に絡む激痛が起こったのだろうか。昼間、欠かせない所要で外出先から帰宅すると、激痛を緩るため、布団に寝転ぶしかない。

腰痛といえば、6年前に脊髄部の「すべり症」に見舞われ、下半身が痺れて倒れる症状が起き、大阪厚生年金病院で手術をした。手術は成功し、「すべり症」からは完全回復したので、以後腰痛には何の懸念も抱いていなかった。

ところが、冒頭記述のように、突然10か月前から、腰痛が始まったのだ。そこで、今毎日、整形外科診療所に通って診察とリハビリを受けている。リハビリを受ければ次第に回復すると思っているが、中々痛みが減っては行かない。

整形外科診療医院での診察で、まずレントゲンを撮影し、「すべり症手術の後遺症」の有無を調べてもらったが、それはないとの診断だった。

しかし、痛みは、腰だけでなく、時間が経過するにつれて、右足の臀部、下肢ふくらはぎに広がり、3か月前からは右腕の筋肉にまで痛みが出だした。

腰痛だけでなく、右足・下肢の筋肉に痛みが広がり出したため、改めて診療所の院長に「病名」を質した。すると「仙腸関節炎」だと伝えられた。ではこの痛みの原因は何であるかを尋ねた処、「分からないです」との回答だった。

一体「仙腸関節炎」とは何か。日本仙腸関節研究会によると下記の様の記述されている。

<仙腸関節は、骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節であり、周囲の靭帯により強固に連結されている。仙腸関節は脊椎の根元に位置し、画像検査ではほとんど判らない程度の3〜5mmのわずかな動きを有している。
仙腸関節障害は決して稀ではない。仙腸関節障害で訴えられる“腰痛”の部位は、仙腸関節を中心とした痛みが一般的だが、臀部、鼠径部、下肢などにも痛みを生じることがある。

仙腸関節の捻じれが解除されないまま続くと慢性腰痛の原因にもなる。長い時間椅子に座れない、仰向けに寝れない、痛いほうを下にして寝れない、という症状が特徴的。

腰臀部、下肢の症状は、腰椎の病気(腰部脊柱管狭窄症・ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう や 腰椎椎間板ヘルニア・ようついついかんばん など)による神経症状と似ているので、注意が必要。
また、腰椎と仙腸関節は近くにあり、関連しているので、腰椎の病気に合併することもあり得る。>

上記説明で、筆者の「仙腸関節炎」の症状や痛み箇所が一致し、神経症状と似ているとの指摘があったことからも、院長の病名診断に納得出来た。

しかし肝腎の「仙腸関節炎」の原因が何処から発生しているのかが分からないのは、不安が増幅する。

どうすればこの激腰痛から脱出できるのだろうか。整形外科の分野で、「腰痛」の原因は、総じて分からないことが多いという説もある。

当診療医院で、2週間に1度、痛み止め注射(トリガーポイント注射、ノイロトロピン注射、ジプカルソー注射)を打ってもらい、1日3回・薬剤ザルトプロフェン錠80mgを飲んでいる。痛みの各局部には湿布も貼る。

また頼らざるを得ないのは、毎日の主軸治療の「リハビリ」だ。柔道整復師による局部マッサージのあと、ホットパック(タオルによる温め)、干渉波(電気)、腰の牽引の物理療法の4リハビリを40分間行っている。局部マッサージは痛み緩和に効果はあることを感じる。

しかし、「仙腸関節炎」の原因が分からない以上、対象療法しかないのは事実だ。

だとすれば、歩けない、立てない、座れないのが今より強度になれば、寝たきりになる可能性も少なくなくはない。

これ以上悪くならないよう、毎日のリハビリに対応を託すしかない。(了)

◆「読者の声」
上記原稿が全国版「頂門の一針」に掲載されました処、下記「読者の声」が寄せられました。

<毛馬一三さんのお原稿、他人事と思えずメールをお送りしました。

以前から腰痛持ちでしたので、渡部先生にご紹介頂いた渋谷カイロで随分長くお世話になっておりましたが、実家の母の介護の後、渋谷カイロで施術してもらっても一向に腰から下肢にかけての張りと痛みが取れず、とうとう2年半前、腰椎と頸椎の椎間板ヘルニアの同時併発と診断され殆ど寝たきりになりました。

首と腰が痛いので、夜、寝返りが打てず、1時間半ごとに起きて、体位を変えるというような状態で、殆ど眠ることもできなくなり、食欲もなくなり、体重は13キロ減りました。神経圧迫で椅子にすわることも、殆ど歩くこともできない生活となりました。

かかりつけの整形外科でMRIも取り、保険適用内のリハビリも一通り受け、ブロック注射も受けましたが、これ以上できることはないと言われ、体重減少も気になるので、大学病院で診てもらった方がということで、大学病院に行くことになり、検査の結果、手術までは必要ない、痛みが酷いのは急激な体重減少で体を支える筋肉が痩せてしまったからと言われました。その頃は、下肢だけではなく、頸椎椎間板ヘルニアの影響で、握力も弱くなりマグカップが持てなくなっていました。

それから本当に根気のいる生活が続きました。

幸い、西早稲田整形外科に保険適用外で受けるパーソナルコンディショニングセンターが付設されており、そこでとにかく体の関節が固まらないように灸と、症状に合わせて器具を使わないリハビリトレーニングを続けました。たまたま私の担当になって下さった先生が鍼灸師でスポーツトレーナーでもあったので、それも回復に向かう上で幸運なことでした。、

最初は、寝た状態で片足ずつ上げるトレーニングから始まり、2年半たった今も骨盤をひねらないで正しくあるくためのトレーニングをしています。

もちろん、毎日のスクワットも欠かしません。スクワットが自力でできる身体に戻るまでに、寝たきりから実に、2年半かかりました。もちろん、今も神経痛はありますが、飲み薬もロキソニンテープも卒業しました。

早くよくなりたいと焦るのが人情ですが、炎症のあるときは無理しないことです。しかし、関節が固まらないように軽く体を動かし続けること、血流をよくすることだと思います。

もう一つ、私が毎日続けていることがあります。それは、コウケントウという可視総合光線療法です。

一般財団法人光線研究所というのが大久保にあるのですが、私も知人から教えて頂きました。電話での相談も可能です。

色々な病で行くあてのなくなった人々が、随分この治療で改善しいるそうです。抗ガン治療で弱った人々、糖尿病、その他色々な人が来ています。戦前からある治療法だそうです。私は、坐骨神経痛の酷い状態がこれで随分緩和されました、そして何より充分な睡眠がとれるようになり、体重も半分戻りました。免疫療法のようなものです。

http://kousenkenkyuusho.or.jp/

だいぶよくなったら、筋力を落とさない努力を続けることだと思います。先輩方に申し上げるのには、釈迦に説法ですね。申し訳ありません。しかし、どんな思いで、過ごしておられるのかと思うといてもたったもいられず、メール致しまた。

一番肝腎なことを書き忘れました。

リハビリの先生から、私の神経の痛みの出る部分は「仙腸関節」だということで、歩くときの姿勢、とくに骨盤のねじれが出ないように、腰に四つ折りにしたタオルをあてて両手でひっぱりながら歩く練習を今もしています。胸を張って歩く姿勢ができるので、背筋腹筋の強化にもなります。>
                                    (匿名希望) 
「頂門の一針」主宰者より:この方は主宰者の知人で、大学教授夫人です。


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