2014年07月05日

◆カタカナ語と造語を拾えば

前田 正晶


言わば「国語を乱すカタカナ語と造語」の続編:

以下は言わば連載の補完として、思い浮かんだものとお知らせ頂いた言葉を挙げていく。

ファイト    fighting spirit、

解説)どうやら「闘争心」か「闘争」ないしは「戦え!」のつもりで使われているようだ。"fight"には「闘争心」の意味はないと思うが、ジーニアスには「闘争心」が出てくる。Websterには最後に "strength ordisposition for fighting" と出てくる。

しかし、私の経験した範囲ではこういう使い方をしたアメリカ人はいなかった。思うに「ファイティング・スピリット」を短縮した言葉の誤用だと思っている。即ち、「コンプレックス」の同類か。

余談だが、巣鴨の地蔵通りの先の庚申塚に有名な人気餃子屋があると聞いて一度だけ出掛けていったことがある。ここは一般的に「ホワイト餃子」として知られているが、実際には何と「ファイト餃子」だった。

店側が言うには「ファイト」が何時に間にやら誤って(訛って?)伝えられた結果「ホワイト餃子」で知られてしまったのだそうだ。では、この分類は言葉の誤用ではなく、転訛という新分野を作らねばならないか。

タイムスリップ   a time slip または slip into the past、

解説)私はこの目的語が先に出てくるカタカナ語は造語だと信じているが、ジーニアスにはこの訳が出ている。まるで国語辞典であると思った。幾ら探してもOxfordにもWebsterにも出ていなかった。英辞郎も英語では採用していなかったが、英訳には "slip back in time" とあった。また、"slip back in time" との説もあった。

私はふと "Back to the Future" というアメリカ映画を思い出した。この連続ものだった映画は全部アメリカ往復の機内で見た。この手法で行けば、素直に "back to the past" で良くはないか。

プレゼン   presentation、

解説)勿論、presentation のことである。恐らく元の英語の発音を無視して「プレゼンテーション」と読んで、その頭を採っテローマ字読みしたのだと信じている。UK式では「プレズンテーション」でアメリカ式では「プリーゼンテーション」という表記が原語に近いと思う。

何れにせよ、「プレゼン」が戸籍を得てしまったので、今更どうにもなるまい。「英会話」の中ではお使いにならないようご注意を。「プレゼンテーター」の枠で挙げておくべきだったかと反省。

スキーム   scheme、

解説)「計画」という意味ならば、言葉としての使用法は概ね正しいと思う。これを使われる一見インテリ風の方は多いと感じている。私は語彙が小さかったせいか「こんな難しい単語を使ったことがあったかな」と思っている。

簡単に "plan" と言っても同じ意味で通用すると思うのだが。矢張り、単語帳重視の教育の成果だろうか、話し言葉ではない単語がここでも使われている。Websterには "a graphic sketch or outline の次ぎに a planor program of action" とある。

これからも随時補完していこうと考えている。
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