2014年08月04日

◆アメリカは本当に頼れるか

Andy Chang


イスラエルとパレスチナの戦争はいよいよ熾烈化して終わりが見えない。エジプトやその他の国が停戦を調停してもハマスが一方的に攻撃を始めてまた戦争になる。

アメリカは介入したくないから、ケリー国務長官が調停しているが、アメリカの提案はイスラエルに不利な条件でうまく行かない。オバマは無理を承知でイスラエルに停戦を強要している。

イスラエルとハマスの戦争に対するアメリカの態度を見ると、もしアジアで紛争が起きた場合にはアメリカが民主国家を援助するか、テロに有利な条件で紛争を調停するのか甚だ疑問に思う。

●ハマスに人道主義は通じない

ハマスは3000発のミサイルをイスラエルに撃ち込んでいる。ハマスはイスラエルの滅亡を誓うグループだから攻撃を当然としている。ハマスは平和を拒否するグループだから、テロ攻撃を正当と思っている。テロのハマスと民主国家イスラエルが平和交渉をするのは不
可能である。イスラエルが滅亡するか、ハマスが滅亡するかであるとすれば、自由民主を尊重する国家はどちらを選ぶだろうか。

ハマスはパレスチナ内部の闘争分子で、学校や病院に隠れてミサイルを発射し、パレスチナの子供たちを防衛盾にしている。だからイスラエルが反撃すれば子供を傷つける。ハマスは傷ついた子供の映像を流してイスラエルが幼児を殺傷したと宣伝する。

イスラエルは攻撃を開始する前に大量のビラを流して人民に退避を呼びかけているが、こんな戦争はこれまでなかった人道的なことで、イスラエルが無辜の子供を殺傷するのではない。ハマスが強制的に子供たちを集めているから当然死者が出るのだ。これでは停戦は無理で、テロに人道主義は通用しない。アメリカでは死傷した子供の映像を見てイスラエルを非難する無理解な人も多い。

●毛沢東の人海戦術

毛沢東も人海戦術を使って無辜の人民を戦争に追い込んだ。国民党軍と毛沢東の共産党軍が対峙した時、毛沢東の共産軍は村の人人を駆り集めて最前線に並べ、後ろに控えた共産軍が銃剣で突撃を命じたのだった。村人たちが前進を拒否すれば殺される。殺されたくな
いからみんなが撃たないでくれ、助けてと叫びながら前に進む。共産軍はその後から追いかけていく。

武器を持たない村人たちが泣き叫びながら突撃してくると、撃てば無辜の人民を殺傷する、撃たなければ背後に武器を持った共産軍がいる。国民党軍は退却するしかない。これが人海戦術だ。結論を言えば非人道グループと人道を論じるのは無駄ということ。ハマスも
中国共産党も人道道徳、相互信頼など一切ない。

このようなグループと人道的な交渉ができるはずがない。世の中には友愛の海を信条としたルーピーな元総理や、オバマのように雄弁自慢で、話せばわかると思う者も多いが、宥和政策、人道や平和道徳は相手に悪用され、人道主義側が損をするだけである。

●オバマとアジア紛争

アメリカはイスラエルを支持しているはずだか、オバマの態度は実に曖昧でいつも決断しない。ハマスは既にイスラエルに向けて3000発のミサイルを発射したにも拘らずアメリカは紛争に介入しない、したくないから平和調停をする。テログループと民主国家イスラエ
ルの間に調停する余地はない。

オバマが日本を訪問した際に、尖閣は日米安保の範囲内にあると述べたことで日本人は安心した。だが本当に紛争がおきて中国の軍艦が尖閣海域で海保と衝突したらアメリカは(特にオバマは)どのような調停を持ち出すだろうか。

アメリカは紛争に介入したくないからどんな条件でも構わず、中国に有利な条件を日本に押し付けて平和交渉を強要するかもしれない。イスラエルとハマスの紛争でオバマがイスラエルのナタニヤフ首相に電話で停戦を強要したのと同じである。このような事態になれば日本は決してアメリカの言いなりになってはならない。自分の国、国民が第一である。ハマスと中国はテログループだからオバマの提案する宥和政策は一方的譲歩である。ナタニエフ首相のように、自国の安全を第一義にして交渉すべきだ。

●台湾関係法とアメリカ

台湾人はこれまでアメリカが台湾を中国併呑から守ってくれると信じてきた。そして台湾関係法はアメリカの国内法であると述べてきた。しかし中国の侵略が起きて戦争になった場合、アメリカがどこまで介入するかは甚だ疑問である。

アメリカは台湾はアジアの平和を守る最重要な拠点だと知っている。台湾を失えば中国の太平洋進出を防ぐことは出来なくなり、中国海軍が太平洋を航行しても、中国の潜水艦がカリフォルニアの沿岸まで接近しても対処できない。

だが台湾関係法の内容を見れば、アメリカは台湾の戦略的重要性を認めているにも拘らず、「台湾の自己防衛のために武器を提供する」と書いただけである。台湾の軍隊の中国人が中国に寝返ってアメリカの提供したF16が3機も中国側に逃亡した(うち一機は墜落した
そうである)事実がある。

この事実があるからアメリカは台湾に最新式のF16-C/Dを売却しない。中華民国が台湾に存在する限り中国に内通する中国人の軍人や政治家が居る。アメリカは台湾の独立を
推進すべきだが、いつも曖昧政策を維持しているから中国に内通する中華民国を阻止できないのである。

●日本は自衛力を持つべき

アメリカの衰退と共に日本がアジアの平和維持に重要な役割を持つことが明らかになった。アメリカは何度も日本の集団的自衛権を歓迎すると明らかにした。日本国内では集団的自衛権について他人の戦争に加担するのかと言った言論もあるが、アメリカにも日本の戦
争に介入するなと言う言論がある。

アメリカだって日本防衛のためにアメリカ人の血を流すことを拒否しているのである。自分の国は自分で防衛する他はないのである。

アメリカは日本や台湾の大切な保護者であることは確かだが、今回のイスラエル紛争におけるアメリカの煮え切らない態度を見れば日本は早急に自衛力を持ち、憲法改正を急ぐべきである。


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