2014年08月19日

◆ISILは「危険の弧」

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み
」 

<平成26年(2014)8月19日(火曜日) 通巻第4316号 <前日発行> >

〜ISIL(イスラム国)の最大攻撃目標は中国新彊ウィグル自治区
   だから米軍の空爆に諸手を挙げて賛成する中国〜

ISILは当初「イラクとレパントのイスラム圏」と訳されていたが、最近のマスコミは、このテロ組織を「イスラム過激派」とか「イスラム国」という訳語を当てている。

7月に記者会見したISIL指導者は15分にわたる演説で「ISILは北アフリカからスペイン、東は中央アジア、パキスタン、アフガニスタン、インド。そして最終最大の目標は中国である」と述べた。

こうなるとレパント(地中海沿岸)の範囲を超える。

有力華字紙の「多維新聞網」(8月16日)は、最近北京への批判色を弱め、反日報道では新華社と同じトーンになるため、がっかりさせられることが多いが、「イスラム恐怖分子」(テロリスト)への脅威感は、北京政府同様のメンタリティを伴っている。

同紙は、このイスラム過激派の膨張目的を「危険の弧」と命名した。

事実、アフガニスタンのアルカィーダ秘密基地で軍事訓練を受けていたウィグル人は、1000人とされ、米軍の攻撃でグアンタナム基地に数十人が拘束され、うち何人かはアルカィーダと無関係とわかってアルバニア、ポリネシア諸国が身柄を引き取った。中国は執拗に身柄の引き渡しを要求している。

ISILはアフガニスタンからシリアへ渡った過激派外人部隊。構成人員は7000名と推定され、おそらくウィグル人が多数含まれるであろう。 新彊ウィグル自治区からのテロは遠く雲南省、北京などへと突出し始めた。ISILとの関連はいまのところみられないが。。。。
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