2014年09月05日

◆普及度が高いカタカナ語

前田 正晶


4日は新宿の京王百貨店に地下からエスカレーターで上がっていった。そこでは「〜とキャリー・バッグをお持ちの方はご注意を」とのアナウンス(カタカナ語だ!)が聞こえた。

実は、私は公式に「キャリー・バッグ」というのを聞いたのは初めてで、鮮烈な印象があった。遅まきながら「おかしなカタカナ語もここまで普及したか」と半ば感心していた。本音では「これと同じものを英語で言えば何となるのかな」との興味があったのだが。

英語には "carry bag" 等という言葉はなく "trolley case" というのだ。"trolley" とは「手押し車」の意味である。これに当たるカタカナ語を発明した人は「袋を持ち運ぶ」と言いたくて知っている単語を並べたと察している。だが、「どこか変だな」と思わなかったのが残念だ。

また、「中地下?」を「MB」と表記してあるのはよくぞ考えたと思う。恐らく "mid" または "middle" の頭文字で「M」としたのだろうと思うのだ。

また、往々にして地下2階を「B2」としているのを見るが、私が知る限りではアメリカの表記は "sub-basement" だった。土地が広いかの国では余り地下を掘り下げないので、地下3階にお目にかかった記憶がない。言うまでもないだろうが、我が国では「地下3階」を「B3」のように表示されている。

これと似たような感覚で作られたと思っているのが「リピーター」であると認識している。言うまでもないだろうが、「繰り返して言う」か「同じことを繰り返して行う」とジーニアスにある "repeat" に、お馴染みの"er" を付けて「常連のお客様」のように仕立てたのだろうと好意的に考えている。

でも、「繰り返して訪れる」と言いたいのならば、何故 "visit" が出て来て、それに "er" を付けなかったのかと思った。だが、その前に「再び訪れる」の "revisit" があった。それを忘れておられたのが残念だった。

因みに、"repeater" には「連発銃」か「常習犯」や「落第生」の意味があるとジーニアスに出ている。その誤りを誰も気が付かずに戸籍を与えて当たり前のように使っているテレビ局の無神経さが凄いと思わずにはいられない。「リピーター」は彼等のことではないのか。

カタカナ語集は既に採り上げたので、ここでは言わば零れ話を語った次第だ。私はこの機会に、京王百貨店には「店内放送を改善されたら如何か」と忠告したい。


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