2014年09月17日

◆スコットランドは独立するのか

平井 修一



英国が揺れに揺れている。スコットランドは独立するのかどうか。我が身に照らせば、沖縄や北海道が独立するようなもので、国防上の問題もあるから「由々しき事態」だ。

住民投票は18日と迫るが、300年も苦楽を共にしてきたのだから、と独立反対派が辛勝するのではないかと小生は期待している。英国は日本の準同盟国であり、その弱体化は西側諸国は望んではいまい。

そもそもなぜこんな騒ぎになってしまったのか。ウィキで調べてみた。

スコットランドは「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(イギリス)を構成する4つの国(カントリー)のひとつである。

1707年の連合法(Acts of Union)によってグレートブリテン王国が成立するまでは独立した王国であった。

スコットランドの法制度、教育制度および裁判制度はイングランドおよびウェールズならびに北アイルランドとは独立したものとなっており、そのために、国際私法上の1法域を構成する。

スコットランド法、教育制度およびスコットランド教会は、連合王国成立後のスコットランドの文化および独自性の3つの基礎であった。しかしスコットランドは独立国家ではなく、国際連合および欧州連合の直接の構成国ではない。

スコットランドの歴史は、比較的強大な南の隣国すなわちイングランドとの争いの歴史でもあった。イングランドとの間でたびたび戦争がおこり、このことがフランスなどヨーロッパ列強との同盟や交易をさかんにした。

連合法によるイングランドとの合同、啓蒙思想の普及や産業革命をへて、スコットランドはヨーロッパのなかでも有数の商業地域となった。第二次世界大戦後スコットランドの経済的凋落は著しかったが、石油埋蔵量はヨーロッパ随一という北海油田からの収入などがあって近年ふたたび盛り返してきている。

1997年に首相の座についたトニー・ブレアはスコットランド出身であった。このブレア政権のもと同年、国民投票が行われ、スコットランド議会を創設することが可決された。

スコットランドや北アイルランドで議会がつくられることが決まると、それまでの「イギリス=イングランド」観は再検討を迫られ、イングランド人の間でも動揺がひろがった。

1999年の総選挙で選ばれた129名の議員は仮議事堂に会し、以下の宣言をもって開会した。

「1707年3月25日以来、一時的に中断していたスコットランド議会を、ここに再開する」

かくして今回の連合王国からの離脱をめぐる住民投票になった。

スコットランドとイングランドは心理的な確執や反目、反発などもあるのだろうか。ネットで検索したらこんな小話があった。

・・・

スコットランド人とイングランド人が隣同士の家に住んでいた。スコットランド人は雌鶏を飼っていて、雌鶏が庭で産んだ卵を拾って朝食にしていた。

ある朝、雌鶏がイングランド人の庭で卵を産んだ。スコットランド人が卵を拾う前にイングランド人が卵を拾ってしまった。スコットランド人が卵を返せと要求してもイングランド人は応じなかった。

「その卵を返せ。その卵は私の鶏が産んだのだから、私のだ」

「いや、この卵は私のだ。なぜなら私の庭で産んだのだから」

頑として卵を返さないイングランド人に、スコットランド人はある提案をした。

「私の民族では先祖代々、このような諍いに、ある方法で決着を付けてきた。まず私が君を殴り倒す。そして君が起き上がるまでの時間を計るのだ。次に君が私を殴り倒す。そして私が起き上がるまでの時間を計るのだ。起き上がるまでの時間が短かった方が勝ちだ」

「いいだろう、おもしろい」

イングランド人はスコットランド人の提案を受け入れた。

まず、スコットランド人が イングランド人の顎に強烈なパンチを見舞った。イングランド人は庭に仰向けに倒れ、5分ほど失神したが、やがて起き上がって言った。

「よし、今度は俺の番だ。覚悟しろ!」

するとスコットランド人は微笑んで言った。

「いや、私は降参するよ。卵は取っておきたまえ」(以上)

・・・

産経OBの在英国際ジャーナリスト、木村正人氏はこのところ世論調査で独立反対派が増えつつあることについて、「スコットランドのエイド・ワーカー、デービッド・ヘインズ氏がイスラム国に殺害された事件が、スコットランドの住民に国家の役割を改めて認識させたのではないかと思う」と書いている(9/15)。

「いや、やっぱり英国にとどまるよ。水に流してくれたまえ」となればいいのだが。(2014/9/16)


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。