2014年09月23日

◆中共に備える米国、眺める日本

平井 修一


川口マーン惠美氏が「領土と国民を誰が守る? 平和憲法の“おとぎ話”から抜け出せない日本の『集団的自衛権』について」(現代ビジネス9/19)でこう問題提起している。

<われわれ日本人は、甚だしく非常識なのではないかと思うことがときどきある。たとえば、今、問題になっている「集団的自衛権」がそうだ。集団的自衛権というのは、ある国が武力攻撃を受けた場合に、これと密接な関係にある他国が共同して防衛にあたる権利(三省堂・大辞林)だ。

そもそも「集団的自衛権」というのは、日本語では“権利”であり、行使するもしないも、その国の裁量に任されたような意味合いとして理解されているが、ドイツ語では「Beistandspflicht(Beistand=援助、Pflicht=義務)」で“義務”となっている。

世界の常識から言えば、自国の防衛は自分でするのはもちろんのこと、同盟国、あるいは、同じ組織に加盟している他国が攻められた時にできるかぎり援助するのは、権利というよりも義務なのである。日本という独立国は、これまでその義務をちゃんと果たさずにきた。

(戦後の)ドイツが、初めて武器を持って戦ったのは、つい最近、アフガニスタンでのことだ。というよりも、戦うつもりはなかったが、いろいろな援助をしている間にタリバンから攻撃されるようになり、戦わずにはいられなくなったのだ。

日本の隣では、大国となった中国がなおも拡張の意志を露わにしている。戦闘機を日本の領空すれすれに飛ばし、軍艦を日本の領海ぎりぎりまで差し向けてくるようになった。ロシアだって、今、ごたごたしている西部地域での紛争が落ち着けば、その矛先をやおら東に向けてくる可能性は高い。日本の周りは極めてきな臭い。

それなのに、日本が平和憲法(!)のおとぎ話の中から出ようとはしないのは何故だろう。憲法を守り、じっとしていれば、何も起きない。アメリカが日本を守ってくれるはずだ。仮に日本の近くで戦争が起こり、侵略される国があっても、日本は平和憲法で逃げ切れる。そのうち危険は去り、日本は今までどおりの平和と繁栄を維持できると思っているらしい。

確かなのは、どんな条約があろうとも、他国が命を懸けてまで日本のことを考えてくれるはずはないということだ。だから一つ間違うと、日本は白旗を掲げて、植民地になるしか道はなくなる。

軍備は、対等な外交をするためにある。対等な外交ができて初めて、戦争は回避できる。そんな、日本国の存亡を左右するほどの重大事をアメリカに任せ、100%信じ切っている政治家がいるなら無責任だ。アメリカは、日本に原爆を2個も落とした国なのだ。

それにしても気の毒なのは自衛隊だ。法の全くの保護なしに、世界各地の不穏な地域に送り込まれ、がんじがらめで危険にさらされた挙句、いざ、自国民や自衛隊員が窮地に陥っても、「正当防衛・緊急避難には当たらない」との理由で、救出活動も満足にできない。そして、活動すると、今度は憲法違反だと叩かれる。

いったい日本の自衛隊は何のためにいるのか?災害時の救援と、雪まつりの雪像作りに駆り出されるだけなら、高価な戦闘機は要らない。重機の方がよっぽど役に立つ>

川口氏は“おとぎ話”に酔っている9条教徒のような連中にほとほと愛想を尽かしているようだ。彼らはとことん日本を憎み、熱烈に中朝が好きなのだ。どう考えても異常な人々、一種の痴呆症だ。現実に危機は迫っているというのに。
・・・

「米下院が超党派で対中非難決議」

米下院外交委員会アジア太平洋小委員会は17日、東シナ海などでの中国の挑発行為や、防空識別圏の一方的な設定を非難する超党派の決議案を全会一致で可決した。

同様の決議案は上下両院で複数出されているが、周辺国への中国の威嚇行為を米議会が引き続き注視していることを示す狙いがある。

決議は中国に対し、周辺国との領有権をめぐる問題を平和裏に解決するよう要求。東シナ海上空の防空識別圏の運用を控え、他の空域にも設定しないようくぎを刺した。(共同9/18)

「『米軍偵察に対抗続ける』=異常接近抗議に強硬姿勢−中国海軍トップ」

【北京時事9/18】訪米中の中国海軍トップ・呉勝利司令官は17日、米海軍制服組トップのグリナート作戦部長や太平洋艦隊のハリス司令官と相次ぎ会談した。

中国軍戦闘機が米軍哨戒機に異常接近したとして米側が抗議している問題について呉氏は「根拠がない」と反論した上で「米国が偵察を停止しなければ、中国は(それに対する)阻止を停止することはできない」と述べ、対抗措置を続けるとの強硬姿勢を示した。

「米軍 中国を牽制、大規模演習」

米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンなど空母2隻が参加し、西太平洋の米領グアム沖で行われている米軍の大規模演習「バリアント・シールド」が17日、一部報道陣に公開された。

15日から始まった演習には艦船19隻、軍用機200機超、約1万8000人の兵員が動員されており、米軍単独としては最大規模の演習。軍拡と海洋進出を急速に進める中国に対し、太平洋で米軍の存在感を誇示する形となっている。

中国はミサイル戦力を増強し、米空母などを近海に寄せ付けない「接近阻止戦略」を進める。演習を統括するラッセル・アレン第7艦隊副司令官は「演習の目的の1つは接近阻止戦略への対応能力に磨きをかけることだ」と述べ、名指しは避けつつも中国を牽制し、米軍の統合運用能力の向上が狙いだと強調した。(共同9/18)

川口氏はこうも指摘する。

<(ドイツは)イラクのクルド族がIS(イスラム国)の攻撃に対抗できるようにと、武器を援助し始めた。その是非はさておくとして、ドイツが、今、国際紛争においての自国の大国としての役割を意識し始めているのは確かだ。

今ではアメリカが、“日本も自力でもう少しどうにかしろ”と思っているのは明らかで、自国の国防をアメリカに丸投げして、アメリカが“安保条約を守る”と言ったか言わないかで一喜一憂する日本の姿には、アメリカ人もかなり鼻白んでいるのではないか。

日本には、その絵空事(おとぎ話)を信じている人が何と多いことだろう。イスラムの過激派は来ないが、日本を狙っている国はある。平和を唱えているだけでは埒が明かなくなったとき、問題は“誰が日本の領土と国民を守るのか”ということだ。アメリカがどの程度守ってくれるかはわからない。

もしも、万が一の場合に、日本が自分で自分の国を守るつもりなら、憲法は前もってそれなりに変えておかなければ、手遅れになるだろう>

「昔むかし、東の方に日本という国があったんだよ。2000年も続いていた王国だったけどね、マックケンポーとかいうのを食べて、脳みそが溶けちゃったんだとさ」

そんなおとぎ話にならぬよう、中共殲滅、支那解放へ。(2014/9/20)
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