2014年10月22日

◆呉勝利がスプラトリーを視察

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
 

<平成26年(2014)10月21日(火曜日)弐 通巻第4369号>    

 
〜呉勝利(軍事委員会委員)海軍司令がスプラトリーの5つの岩礁を視察
  フィリピンの主権を踏みにじり、米国の警告もなんのその。〜


次はマニラのチャイナタウンで「反中暴動」が起きても不思議ではない。

フィリピンが主権を主張するスピラトリー岩礁の6つの礁を呉勝利・海軍司令が最近視察したことが分かった。どの岩礁を視察したかは明らかにされていない。

台湾議会で問題化し、香港の複数のメディアがつたえた。

この呉勝利の視察は習近平の同意を得たものと言われる(SINOSPHERE、10月16日)。

米国は中国の侵略的行為は「地域を不安定化させるもの」であり、「現状維持を破壊する」と名指しで批判しているうえ、ヘーゲル国防長官はシンガポールのシャングリラ対話でも、中国軍高官を前にそう述べた。

しかし中国側は警告の存在さえ無視し、蛙の面になんとか。

すでに中国はミスチーフ礁に1億ドルを投じて飛行場を建設し、3万の兵力が駐屯できる施設も整っている。

ただしスプラトリー群島はあまりに広域な上、海に隠れる岩礁が多く、ベトナム、マレーシア、フィリピンが領有をとなえ実際に軍が駐屯している岩礁もあり、それぞれも係争中。

また台湾はスプラトリー群島のなかの太平島に1150メートルの滑走路を建設しており、3万トン級の船舶が寄港できる。

台湾議会では太平島への軍の恒久的駐屯も検討されている。
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