「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
<平成26年(2014)12月9日(火曜日)通巻第4416号 >
〜台湾で何がはじまり、何がおわるのか?
台北市新市長が政敵ナンバー2を大抜擢〜
柯文哲・次期台北市長はなんと政敵であるはずの宋楚瑜・親民党主席に筆頭顧問を要請した。これは台湾政界の珍事?
国民党の連勝文候補を大差で破って台北市長に当選した柯文哲が親民党主席の宋楚瑜に市筆頭顧問を要請し、宋が快諾したという。
もとより選挙参謀には中国との統一をめざす中華思想に凝り固まった「新党」の立法委員経験者がついており、イデオロギー超克しようという柯文哲特有な人事は珍しいこととはいえないのだが。。。
宋楚瑜は元国民党秘書長であり、「台湾の田中角栄」といわれたほどの実力者だが、国民党の内紛で飛び出し、親民党を組織してきた。国会に同党は三人の議席をもち、李登輝元総統率いる台湾団結連盟と同議席数を誇る。
李登輝時代でも国民党政権であったから外省人を多数登用していたし、馬英九も李登統時代に法務大臣のポストにあった。
しかし、こうした動きは表層の珍事なのか、それとも画期的な何かがはじまるのか?