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専業主婦を尊敬し、子育ては最重要な社会活動であるという空気を醸成しよう。日本再生の鍵はそこにある。
渡部昇一 「致知」 1月号より
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選挙中。しばし休憩。30年近く読んでいる雑誌「致知」より213回連載されている渡部昇一さんの記事を見てみましょう。解散前の記事で落ち着いたものであります。(以下転載)
■副題
<政府はいま「女性が輝く日本へ」というビジョンを打ち出している。だが、その大本にはクオータ制導入という危険思想が潜んでいる事実を忘れてはいけない。どうすれば真に女性が輝く社会が実現できるのか。それを見極める見識が国民にも必要だ。>
■見出し
<「政治家は大局を見て役目を果たせ」→「『女性が輝く日本へ』の裏側に見えてくるもの」→「男女共同参画政策の不都合な真実」→「専業主婦を否定する発想は看過できない」→「世界一歴史ある神話の国が科学の最先端を走っている」→「日本の科学技術力に白人たちが目を見張った」→「生まれも育ちも違うのに妙に気が合った岡崎久彦氏」etc.>
■岡崎久彦氏と渡部昇一氏
両氏とも1930年生まれ。保守の論客。育った環境はまるで違う。岡崎氏は「気功」の名人で酒の味まで変えてしまったりする。渡部氏はあの伝説の啓発本「眠りながら成功する」を日本に紹介した。
■外交評論家岡崎久彦氏死去(致知より要約)
外務省時代、情報調査局長を経験。外務省が対米決着を米国に度々覆されるのを見て、米国は厳格な三権分立の国で議会が強いの発見。米議会で何が議論されているかを丹念に調べることで外交予測が当たるように成った。
集団的自衛権の重要性を認識。長期的視野に立ってみると、400年間アングロサクソンと組んで損をした国はないことを知った。日米安保条約見直し時、日英同盟を破棄した日本の末路をあげ危険性を警告。日英同盟を破棄したハト派幣原喜重郎を評価しなかった。
現在の国際情勢を分析し、集団的自衛権があれば今後30年間、中国は日本に手を出すことは出来ないと判断。睨(にら)み合いを続けている内に中国はいずれ自滅の道を辿(た)どると予測をした。ご冥福をお祈りします。
■サッチャー登場期の生き証人がいる
渡部昇一氏はサッチャーさんが登場する前の英国に留学。中西輝政氏はサッチャーさんが登場する頃に留学。お二人は英国派とも言うべきで、米国派竹中平蔵氏とちょっと違う見方で、歴史を背景にした論調が多かった。
最早「特区」の時代では無いように思う。特区は例外で「絡み合う要素」が少ないのでやりやすいが「利権・特権」の発生もある。「歴史に学ぶ」という姿勢が必要だ。選挙後の日本に「我が国の視点に立って。」と云う為政者から出てくるのを期待したい。
<小泉グローバル路線の修正論者というべきかもしれない。財務省の増税延期による安倍経済路線批判を押し切った背景には、これだけの歴史的な因果関係がある。学校の歴史教育でも説明し切れない自民党史の世界だから、やはり結果で国民に納得して貰うしかない。>杜父魚ブログより
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