2014年12月30日

◆黒田博樹は男の中の男だ!

馬場 伯明



12/27早朝、何となくPCを開けたら、私と同じ熱心な年配の広島県のカープ女子:Nさんから仰天メールが飛び込んできた。

《 馬場さ〜ん!黒田、カープ復帰へ。今朝の新聞見て!ドジャーズの19億円超の提示を断って現役最後はカープで・・・と、嬉しいコメント》

すぐ日経新聞・朝日新聞を見たが載っていない。なぜだ。そう、広島県は中国新聞なのだ。「黒田がカープに戻るぞ!」と叫んだら(巨人ファンの)妻が「あら、さっきラジオで・・」とポツリ。私はTVも見ていなかった。「ううっ・・それを早く言ってくれ!」

私は半世紀を超えるカープファンである。黒田の快挙に興奮した。すぐJR稲毛駅へ新聞を買いに走る。でも、読売新聞など一般紙には掲載がない。スポーツ新聞を漁る。あれっ、ない、ないぞ・・・。あった一紙だけ。スポーツニッポンの最終面。「スポニチ」さん、Thank you!

《 黒田8年ぶり広島復帰(7cm角の赤地に白抜き文字)メジャー21億円オファーより4億円でも古巣愛、男気決断!!きょう正式発表、育ててもらった「カープに恩返しがしたい」》以下、記事の本文を転載する。
 
《 ヤンキースからFAとなり、去就が注目されていた黒田博樹投手(39)が8年ぶりに古巣・広島への復帰を決めたことが26日、わかった。年俸は4億円超とみられる。きょう、正式発表される。

メジャーで5年連続2桁勝利をマークしている右腕には、パドレスが年俸1800万ドル(約21億6千万円)を用意するなど複数球団が争奪戦を演じていたが、黒田は巨額オファーを蹴って、育ててもらった広島で野球人生の集大成を飾る道を選んだ。》

黒田はメジャー移籍後(8年前)に言っていた。《今の僕があるのはカープのおかげ。いずれは帰り恩返しがしたい気持ちはある。日本に帰るならカープしかない。帰るならバリバリやっている時に帰りたい。》と。

すばらしい。爽やかな有言実行であり、乾坤一擲、男気溢れる見事な決断である。黒田博樹は正真正銘の「男の中の男」だ!

黒田博樹については、かつて、本誌に2度掲載していただいた。

「黒田博樹は『男』だ!624号2006/11/09)」黒田がFA宣言した後「国内のカープ以外の球団に行かない」とカープに残留したのだった。縄文塾の(故)中村忠之さんが「黒田残留!馬場さんよくぞ言ってくださった」と誉めてくださったことを思い出す。

「がんばれ!黒田博樹(1245号2008/7/11)」黒田がブレーブズ戦で7回まで無走者だったが8回先頭打者に打たれ完全試合を逃した。残念であったが「がんばれ!」と私はエールを送った。

今回の黒田の決断の背景には、カープがこの2年間連続Aクラスとなり、クライマックスシリーズ(CS)に進出した事実があると思う。ずばり、来季は優勝の可能性が現実にあるという事実だ。

黒田はカープに在籍した1997〜2007の11年間で6回も10勝以上したが、チームの順位は3位1回、4位1回、5位9回と低迷した。黒田の唯一の渇望は1800万ドルの金ではなく「優勝」である。カープの必死の説得のセリフは「黒田帰ってこい。優勝しよう!」であったと私は自信をもって推測する。

黒田は本人自身が最高のカープファンなのだ。米国にいても「心にいつも赤ヘル」を抱いていた。2011年からは「1年1年が勝負」との考えから、複数年契約を拒否し、敢えて単年契約とし勝負してきた。つねにカープ復帰を視野に入れていたのだ。

パドレス提示の年俸1800万ドル(約21億6千万円)を断ったという衝撃ニュースは、ニューヨーク市民の度肝を抜いたことであろう。黒田は真の(日本の)サムライだったのだと。

「びっくりした。帰って来てくれたことがうれしい。野球に取り組む姿勢、行動とか若い選手が見習える。カープファンにとって、少し遅れたクリスマスプレゼントになった」。松田元・オーナーは嬉しさを抑え、控えめに語った。
     
世の中は世知辛く嫌な事象に満ちている。止まないオレオレ詐欺、東大(医)医師の研究費不正使用、議員の政治資金不正経理・・。「金より大事なものがある」。黒田は身をもって示した。2014年末の最高の佳話となった。

黒田の決断にファンは痺れ狂喜する、私も・・・。来季24年ぶりのリーグ優勝を狙うカープに、最高の、そして最強の戦力が加わった。今、はっきり、こう言うことができる。来季のカープは、勝〜ち、勝ち、勝〜ち、勝ち!だ。

カープを率いる緒方孝市監督は静かな闘志を燃やして言った。《 黒田選手の選択に感謝している。・・・カープファンの優勝への期待もさらに高まり、選手たちのモチベーションもあがる、チームにいい相乗効果が生まれると思う》

全国の・・・団塊の世代のカープファン、花のカープ女子、そして、大勢のその他のカープファンのみなさん、来年は、来年こそは、鬼が泣いても笑っても、絶対に優勝してもらいましょう。

黒田博樹よ、来季はカープで優勝しよう、球団・選手・ファンとともに。さあ、みんなで腕を組もう、やってやろうじゃないか!
(2014/12/27千葉市在住)


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