2015年01月15日

◆スギ花粉症が治った

渡部 亮次郎



東京の川向う(隅田川左岸)に住んでいるが、ここには杉など1本も植わっていない。それなのに10年ほど前、突然杉花粉症にかかって苦しんだ。遠く多摩地方の杉林から飛んでくる杉花粉にやられたのだ。

それが突然に治った。医者も珍しがる珍現象だと思うが、それは今、密かに流行っている植物性乳酸水が効いた以外に考えられない。

私の花粉症は毎年2月末から3月初めに始まっていた。朝からくしゃみ、涙目、水っ洟の連続。偶然乗ったタクシーの運転手さんに教えられて、数年後にはある種のホルモン剤を注射して防止していたが、2007年は症状が全く出なかった。これはこの年が花粉の飛散量が極端に少ない年という気象庁の説明どおりで、良かったと合点していた。

ところで今年。例年になく花粉の飛散量は多量との予報。だからホルモン注射にそろそろ行こうと覚悟していたが,1度もくしゃみをせぬうちに気がつけば既に梅雨。もはや花粉症はシーズンそのものが終わっていた。つまり、いつの間にか私の杉花粉症は全快していたのである。

1度かかったら一生治らないのは糖尿病と同じといわれている花粉症。それから脱出出来た事例がここに出来したのである。何もしないのに、治った。くしゃみも、涙目も、水っ洟もどこかへ飛んで行ってくれた、良かったよかったと、梅雨入りの日に祝杯を挙げた。それにしても何故?

はたと膝を打った。一昨年から日にグラス1杯ずつ飲み始めた植物性乳酸水。血糖値抑制に効くと聞いて呑んでいるが、そういえばこれはアトピーにとても効果があると聞いていた。だから花粉症にも効いたのではなかろうか。

だが医学的に証明されているわけでは無いから宣伝するわけには行かない。仮にも元厚生大臣の秘書官が薬事法違反の片棒を担ぐわけには行かない。だがそれ以外に納得できる事実は無いのだから、話題ではあるだろう。

スギ花粉症になるのは日本人では5人に1人。東京都知事石原慎太郎さんもそうだと告白していた。

日本でスギ花粉症の症例が報告されたのは全く新しい。東京オリンピックの前年昭和38(1963)年である。記録を言えば栃木県日光の杉並木が植えられたのは17世紀だから、杉花粉は17世紀から飛んでいた。しかし杉花粉症が発症したのは20世紀も後半だ。300年の間、日本人は花粉症をなぜ発症しなかったのだろうか。

これについて東京医科歯科大学名誉教授藤田紘一郎氏はNHKラジオなどに出演して「17世紀の日本人は回虫にかかり、いろんな細菌がいましたから、それがアレルギーを抑えていたのです。

ぜんそく、花粉症、アトピーは1950(昭和25)年には全くなかった。それが1965(昭和40)年以降急激に増え出した。1950年の回虫感染率は62%でした。回虫の感染率が5%を切った1965年から増えだしたわけです」と断言している。

さらに藤田氏は驚くべき事例を挙げてサナダムシの効き目を説明しているのだ。

<15歳の女の子ですが顔がアトピーでタダレて人前にも出られず、3度自殺しかけたというのです。そこで、私にサナダムシで治療して欲しいというのです。

その子にサナダムシを飲ませ、ナオミと名前をつけ、お腹にナオミちゃんがいるんだから勝手に自殺してはいけないと諭しました。その後彼女はだんだんアトピーが治り早稲田大学に入りました。

西洋医学の功績が非常に大きいのは、1つの原因を1つの物質で治すということだと思います。たとえば、糖尿病はインシュリンの分泌が足りないから起きますので、インシュリンを与えればよいということです。

西洋医学で手をつけられないのは免疫のバランスが重要因子である疾患です。アレルギーとガンは免疫の両極端にあります。日本癌学会は何十億円と使って研究していますが、ガンの発生を止めることはできていません。

アレルギー学会も何十億円と使っていますが、毎年アレルギー患者が増えています。今こそ、東洋医学的な発想が必要です。東洋医学とは個人個人のバランスを見る学問です。

西洋医学では風邪を引けばみんな同じ薬が出ますが、東洋医学では脈をとり、舌を見てその人がどのようにバランスが崩れているかを見て、そのバランスを正しくすることによって病気を治そうということです。

西洋医学的な考え方で足りないことは「自然治癒力」という概念です。それをもっと大切にしなければなりません。自然治癒力とは、自然の中で生きてきた力です。

私たちは地球上で40億年生きています。抗生物質が発見されて高々100年ですが、もう限界が出ている。自然治癒力、たとえば皮膚常在菌というのは皮膚に棲んでいて皮膚を守っている。

腸には腸内細菌が百兆個もいて、腸内環境を正しく保っているのです。女性の膣の中にはデーデルライン乳酸菌という細菌がいて膣を守っている。

寄生虫はみんな悪者かというとそうではないのです。人の寄生虫は人の中でしか子供を産めないわけですから、人の寄生虫は人を大事にするわけです。

寄生虫、ウイルス、細菌というのは独りでは生きられない。必ず宿主が必要です。だから、その宿主は大事にする。

人の腸内細菌は人を守っている。これまでの研究では寄生虫だけでなく、いろんなウイルス・細菌もアレルギーを抑えていることが分かっています>。

私の植物性乳酸菌が杉花粉症にどうやってどのように効いたかが医学的に証明されなければ宣伝してはいけない話ではある。だが花粉症に対する抵抗力がついていたからこそ治ったのである。おそらく昨年、飛散量云々ではなく既に治っていたものと思われる。


     
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