2015年02月25日

◆中共は国造りに失敗した

平井 修一


中共は数年前までGDP8%成長率を死守するという「保八」を叫んでいたが、昨年は「保七」とトーンダウンし、最近では「6%台でもいいじゃないか」と言いだしている。

数字自体が根拠がないことも世界中で知れ渡っているし、中共中央は「地方政府の数字をチェックするのはやめた」と言っているから、そのうち成長率自体に触れることはなくなるのではないか。

支那は大昔から汚職が蔓延しており、地方政府は中央政府に決められた税(上納金)さえ納めていれば好き放題ができた。書類上は100兆円の現金があることになっていても実際には金庫は空っぽということもあった。そういう国柄だ。

「中国:134兆円相当インフラ投資加速、成長てこ入れで」(ブルームバーグ1/6)から。

<中国は今年、総額7兆元(約134兆円)相当のインフラプロジェクト300件を加速させる方針だ。同国の政策担当者は7%を割り込む恐れがある経済成長率の下支えを目指している。

李克強首相率いる指導部は、2014年後半から16年までに実施する総額10兆元相当の案件400件の一部として、これらプロジェクトを承認した。事情に詳しい複数の関係者が決定が公表されていないことを理由に匿名を条件に明らかにした。

今回の動きは、内需主導の経済へのシフトが十分な成長の勢いを生み出していないことへの当局者の懸念を浮き彫りにしている>(以上)

金があるのかどうかは不明だが、ゴースト道路、ゴースト鉄道、ゴースト空港を造っても一時的なカンフル剤で終わり、事業の持続性はほとんどないのではないか。

拓殖大教授・富坂聰氏の論考「『終わりの始まり』に立っている中国経済」(夕刊フジ1/5)から。

<中国経済の2014年を西側メディアの多くは「バブル崩壊との戦い」の年だと位置付けた。だが現実にはそうはならなかった。バブルではあるが、ハンドルできない問題ではなかったからだ。

では、15年からの中国経済は安なのか。実はそうではない。むしろかなり厳しい状況に陥ってゆくと予測される。それはバブル崩壊のような一過性の病気ではなく、避けられない「老化」のような問題だ。

急速な成長をげた国は、年齢とともに発展の形を変えざるを得ない。誰もが青春のままではいられないのと同じだ。これを「中所得国の罠」というのだが、どの国もここで苦労する。言い換えれば、40代で突然失業してしまうようなものだ。

では、今後の中国経済を引っ張るものは何か。

政府の思惑は消費による牽引だ。中国人の消費パワーのすさまじさはもはや説明の必要もないが、彼らの力の源泉は不動産の値上がり益である。「月収は10万円なのに資産は2億」という人は都市部にあふれている。だが、今後の中国にそんな“幸運”は訪れない。

より深刻なのは産業で、中国は政策的に国有企業に市場を独占させて、その利益を国の歳入としてくみ取っている。その甘やかされた国有企業の体質が国際競争力の点で大きなマイナスに作用する。

中国は、バブル崩壊後の10年で長い経済停滞に陥ったかつての日本の轍を踏もうとしている。「終わりの始まり」に立っているのだ>(以上)

春節(旧正月)で支那人は世界中で「爆買い」をしている。支那国内は不景気だし、贅沢品を買うと睨まれる。嫉妬を買ってチクられ、身辺調査されるかもしれない。円安の日本では世界中のいいモノが安く入手できるし、持ちかえれば転売もできる。「爆買い」しても非難されないから気持ちよく買い物を楽しめる。

Record Chinaによると支那人が日本で必ず買うものは化粧品、腕時計、シェーバー、小型家電、チョコレートだというが、紙おむつやミルクを買う人もいそうだ。ドイツでは支那人がミルクを大量に買い品薄になるので不売運動が起きているという。

中国の製造業は、上は高級品から下は生活必需品まで、国民に「安心とお買い得感」を与えられる製品を作ることができない。中国が鼻息荒かったのはたったの30年、大国を目指したが国民を満足させることにさえ失敗した。世界に貢献することなく、不信感、警戒感、嫌悪感、脅威を与えるだけだった。

功成り名を遂げる前に「老大国」という閉塞の時代が始まったのだ。中共は国造りに失敗した。(2015/2/24)


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック