2015年03月19日

◆中国経済GDP成長は4・4%

宮崎 正弘
 

<平成27年(2015)3月19日(木曜日)通巻第4491号 >  

〜英国「ロンバート・ストリート研究所」が大胆に予測
  中国経済GDP成長は4・4%(中国政府は7・3%と言ったが)〜

日本でも中国のGDP統計のいかがわしさに関しては「嘘放送」との指摘 が多くのエコノミストや経済学者によって言われ、産経の田村秀男氏は 「電力消費量」と「鉄道貨物輸送量」から推測して、「マイナス成長」で はないか、と主張された。

筆者も「せいぜい4%程度だろう」と過去1年の拙著(たとえば『中国大 破綻』、PHP)の中で明瞭に指摘してきた。

英国のシンクタンク「ランバート・ストリート研究所」のダイアナ・チョ イレバ研究員は「中国2015年第4四半期のGDPは1・7%下がってお り、年間を通じて4・4%成長が妥当な実態だろう」と発表した。

「中国政府は貨幣増発による景気刺激策をとっているが、その規模と速度 は米国の2倍に達しており、リーマンショック以後、食料品はほぼ50%上 昇し、不動産価格は沸騰した。この過熱状態は終わり、ハードランディン グになるだろう」とダイアナ女史は2年前から指摘している。

彼女がもっとも関心を寄せた数字は鉄鉱石価格の下落率が49%、核エネル ギー資源が39%、商品市場の下落率が29・2%という惨状である。

同時期、中国の輸出は33%しか増加していないにもかかわらず、輸入は 19・9%の増加ぶり、また海外からの直接投資(2014年)は940億ドル だったが、対外流出が950億ドルとなって収支はマイナスである。

国内不動産投資の債務は70%と推定されるが、人民元の価値が上昇すると いう矛盾がある。人民元は15−25%ほど高い。

ともかく中国の賃金が上がり、世界の工場という魅力は急速に薄れた。

「外国企業ばかりか中国の企業も海外へ工場移転を進めており、GDP成 長が5%を割り込めば、失業率も高まり、企業経営は苦境に陥るだろう。 これを当面、回避するには人民元の為替レート下方修正で対応するしかな い」。

いずれにせよ中国経済のハードランディングは避けられないだろう。
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