2015年03月25日

◆日刊現代の報道に感涙した中国紙

宮崎 正弘
 

<平成27年(2015) 3月24日(火曜日)通巻第4495号  <前日発行>>

 
〜「日本政府は無能、中国に完敗」と日刊現代の報道に感涙した中国紙
 アジアインフラ投資銀行に参加表明しない日・米を揶揄した日本のメディア〜


日本の極左新聞『日刊現代』が、日本の立場を徹底的に批判し、中国主導のアジアインフラ投資銀行に参加表明したドイツ、フランス、イタリア、そして英国に先を越され、日本政府が無能ぶりを天下に曝したと報じたことが、中国メディアは嬉しくて仕方がないらしい。

同紙が『日本の完敗』と書いたことがよほど気に召したらしいのだ。

すでに述べたようにアジアインフラ投資銀行は、まだ発足もしていないうえ、本店ビルは基礎工事を終えたばかりだ。

資本金の払い込みも遅れており、実質は中国が60%程度負担することになる。つまり、この銀行は政治資金を活用してアジアの政治攪乱、ひいては金融覇権を目ざす野心的試みとはいえ、ドル基軸体制に挑戦するという銀行がドルによる運用をするのだから、この矛盾に対して中国から何の回答もない。

欧州が加わるのはユーロが価値を激減させている最中、すこしでも米ドルが弱くなることを歓迎する政治的意図がありありとしており、中国に本気で協力しようとする姿勢はまったく見あたらない。

いずれアジアインフラ投資銀行は空中分解か、最初の貸し付けが焦げ付き、増資を繰り返しながらの低空飛行となるだろう。 つまり日本は歯牙にもかける必要がないのである。
         
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