2015年03月31日

◆日本は中共殲滅の震源地に

平井 修一



ちょっと泣ける記事だった。「日本の思いやりに包まれて=日本も中国も教えてこなかった日本人の貢献―中国人女性」(Record China 3/27)から。

<日本は先日、これまでに日本がアジアの国に対して行ってきた貢献を強調した約2分間の動画を作成し、在米日本大使館のウェブサイトで公開した。この動画に対して、韓国からは反発の声が聞かれている。では、実際に日本のアジアの国に対する貢献は、どのように受け止められているのだろうか。長沙明照日本語専修学院の黄海萍さんは、コンクールに応募した作文の中で、次のようにつづっている。

                ・・・

私は広西チワン族自治区の山あいの寒村に生まれた。改革開放初期だった当時、故郷の村は貧しく、私も子供の頃から、貧困の辛酸をなめた。放課後は飛んで帰って、棚田や段々畑に腰を屈めて農耕に従事した。家計を助けるため、時に山へ入って狩猟もした。

私の祖父は中医で、両親も教師だったことがあり、教育に理解があったから、かろうじて高校へは行かせてもらえた。谷底の村に高校は無かったから、町の学校である。

高校では優等を通した。優秀学生として共産党員に推薦されたが、貧乏で入党費が払えないと思ったのか、先生方がお金を出し合って入党費をまかなってくれた。

僻地とはいえ「インテリ」の我が家。娘を大学へやりたい気持ちは山々だったが、先立つものが無かった。切羽詰まった母はわずかなつてを頼って山を下り、広東省東莞市の陶器工芸の工場を訪ねた。小さいとはいえ、日系企業である。日本企業が教育に理解があると聞いていたからだ。社長に面会を求め、恥を忍んで懇願した。

「私たち夫婦を雇って下さい。収入が無いと娘を進学させられません。学費分さえいただければ他の待遇には一切望みを申しません。どうか娘だけは学校へ送らせてください」。地に伏さんばかりに迫る母に、社長はさぞ驚かれたろうが、快諾して下さった。

こうして私は高校からただ一人、大学進学を果たせた。社長は折に触れて便宜を図ってくださった。私は国立大学本科へ進学できた。日本語科である。卒業したら社長の会社でなくとも、せめて日系企業に就職して恩義に報いたいという思いもあった。

大学生活は充実していた。私はチワン語が母語なので漢語(中国語)と日本語の2つを学ばねばならなかった。1年生の時は最下位だったが、翌年、クラスでトップになれた。成績優秀で大学から奨学金もいただき、学内の日本語スピーチ大会で優勝もした。

大学構内で暮らしていても、中国の研究、教育に対する日本の政府や企業、個人の貢献は目に付いた。校舎は日本政府の援助で建てられたと、プレートに刻まれていた。JICA派遣の教官もいたし、日本企業の奨学金をもらう人もいた。

日本企業や日本人に頼むと教材を寄贈してくれた。図書館にも日本語の書籍は少なかったが、何人もの日本人が個人で日本語科閲覧室に寄贈してくれた。こうした貢献で、私は夏目漱石全集なども読むことができた。今は短大で日本語を教えているが、短大の図書館の日本語文献は全て「中国へ本を贈る会」からの寄贈だ。

今回のコンクールに、私自身社会人として応募しつつ、学生にも執筆指導している。だが、学生はなかなか書けない。日本の貢献を知らないからだ。思えば中国側も、日本側も、あまり知らせてこなかった。陰徳を積むだけでは足りない。天は知っても、人民は知らない。これからは双方とも広く知らせる努力が必要であろう。

恩のある社長の会社は2008年に倒産した。私は恩に報いる機会を失ったが、日中友好、日本語教育に邁進することで日本の恩に報いる決心である。

※本文は、第5回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「中国への日本人の貢献」(段躍中編、日本僑報社、2009年)より、黄海萍さん(長沙明照日本語専修学院)の作品「日本の思いやりに包まれて――一学生の体験から」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています>(以上)

「日中友好、日本語教育に邁進する」中国人。その一方で軍事力を誇示する中共中央。「中国軍事パレードが本当ににらみを利かせる相手は?」(ニューズウィーク3/25)から。

<中国で風刺マンガ家として活躍していた「激辛トウガラシ」こと王立銘氏(42)は、辛辣な政府批判の漫画で人気を集めていましたが、次第に当局からさまざまな圧力をかけられるようになり、昨年夏に日本に「亡命」しました。

王氏は言論弾圧が続く中国に帰国せず、当面は日本からさまざまな形で情報発信する考えです。今なお国内では建前しか語れない中国人の「本音」はどこにあるのか。王氏の辛口な風刺マンガを通じて、日本メディアの報じない「本当の中国」を紹介していきます。(編集部)

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中国共産党の機関紙、人民日報のソーシャルメディアWechat(微信)公式アカウントは今年1月26日、「中国は今年、なぜ軍事パレードを行うのか」という文章をフォロワーに向けて発信した。

体制側メディアが一番最初に軍事パレードについて言及した文章で、国慶節(建国記念日)以外で大規模な軍事パレードを行うのは初めてであり、さらに極めて大きい政治的な意義がある、とぶちあげた。

「占豪」という筆者名によるこの論評は、4つの目的を挙げて軍事パレードの必要性を訴えている。その中で最も注目すべき、そして中国の本音が現れているのが「日本を震え上がらせ、世界に向けて戦後の世界秩序を中国が守る決意を示す」という目的だ。

この論評は、最近の日本が「釣魚島」国有化や集団的自衛権、改憲を進め、第2次大戦後の国際秩序、そして敗戦国としての地位をくつがえそうとしている――と指摘したうえで、こう続ける。

「中国の戦後秩序に挑戦する者、中国の核心的利益を脅かすもの、中国の敵は中国の強烈な反撃を受ける心の準備をしなければならない」

一見、中国からすればもっともな意見に思えるが、実は皮肉な内容を含んでいる。第2次大戦が終わった時、現在の共産党政権は単なる共産ゲリラに過ぎず、当時の正統な「勝利者」は現在は台湾に追いやられた中華民国の蒋介石だったからだ。

論評はほかにも「中国の軍事力を世界に示す」「国民に自信と誇りをもたせる」「腐敗分子に向けて、司法機関以外にも解放軍という『刀』が人民の手の中にあることを示す」という目的を挙げている。

共産党の軍隊は決して国家の軍隊でなく、共産党が党の軍隊に対する指揮権を手放さない。中国では、深刻な大気汚染を告発したジャーナリストの映像ドキュメンタリー作品がネットで公開禁止になるなど、国民の自由への締め付けが続く。

軍事パレードの最大の目的は、日本よりむしろ13億人の国民ににらみを利かせることにあるのかもしれない。

軍事パレードでの兵士たちの高らかな靴音は、中国の大地を大きく震わせるだろう。地震が頻繁に起きる島国の上に生きる日本人は、これにどう反応するのだろうか>(以上)

習近平は「中共中央には陸軍機動作戦部隊が85万人、海軍24万人、空軍40万人、準軍事組織の人民武装警察(武警)66万人がついている」と「13億人の国民ににらみを利かせる」ためにパレードをする――この見方は案外真実をついているかもしれない。

なぜなら中共が最も恐れているのは人民だからだ。人民を恐れ、日本を恫喝する中共。その一方で日本に恩を感じる人、中国製ではなく日本製品に信仰的なほど信頼を寄せる人がいる。日本に好意を寄せる人々は習にとり「潜在的反乱暴徒」なのだ。

親日的反共不満分子の人民諸君、孫文のように日本を中共殲滅の謀略の秘密基地とせよ。日本は喜んで震源地なる。(2015/3/29)


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