2015年05月04日

◆安倍首相、外交勝利

池田 元彦


思い起こして頂きたい。昨年5月安倍首相の初訪米は、オバマ民主党政権はよそよそしく、明らかに冷たく扱われた。空港出迎えは次官補代理、安倍夫人同行は断られ、晩餐会もなく、交渉は簡素な昼食会議とされ、オバマは水を飲んだがサンドイッチにも手を付けなかった。酷い仕打ちだ。

8月APEC北京サミットでは、国賓級歓迎を受けたオバマは中国寄りを鮮明にし、ケリー米国務長官は「米中関係は米外交で最重要課題」と迄発言した。習近平は、仏頂面で安倍を迎え、本来あるべき両国旗が会議場の背景にないまま、安倍との初会談を不満だが会ってやったと演出した。

今回の安倍訪米は、正真正銘の国賓級歓待だ。オバマは満面の笑みで日本語のお世辞を弄し、晩餐会では萩の大吟醸「獺祭」で乾杯、その後はカルフォルニアワイン「涼風」(オウナー夫人は日本人)と、ミッシェル夫人が栽培との青梗菜以外は和食材をふんだんに使った和食とで持成した。

訪米直前迄「植民地侵略と慰安婦への謝罪で、中韓を宥めよ」と24日にローズ米大統領副補佐官に安倍牽制記者会見迄させた。しかし上下議院合同会議では「侵略の歴史や慰安婦」への謝罪発言はなくとも、出席議員からは拍手喝采を浴びた。民主党政府の陰謀はここに潰えた。

演説(Address)46分中10回以上のスタンディングオベーションを含む35回以上の拍手があった。安倍は「痛恨(=remorse)の極み」とは言ったが「謝罪」(=apology) はなかった。この時、8月安倍首相70年談話での「謝罪」は不要となり、戦後レジームから脱却の第1歩が始まった。

中韓、反日メディアはこの期に及んでも謝罪がないと騒ぎ、報ステ等は共産等の野党議員に集団的自衛権を先に米議会で約束するなと怒らせたが、本末転倒だ。国会議員や国民の大多数は、70年前の出来事に対する有りもしない事実への謝罪要求にうんざりなのだ。マスゴミは反省しない。

そもそも、米上下院合同議会での日本人演説は安倍首相が初めてだが、吉田茂、岸信介、池田隼人の各首相も上下何れかの議会で演説をしている。誰も「侵略や慰安婦について謝罪」等していない。皆堂々と共産諸国に対して日米同盟強化を主張、池田は経済的貢献を話した。

国際間での謝罪は、賠償と同義語だ。侵略戦争、植民地支配の列強諸国は戦後相手国に謝罪等していない。現地女性の暴行と性病罹患を防ぎ軍の稼働率を維持する為、日本軍は有償高額慰安婦が同行していたが、拉致も強制連行も奴隷扱いも韓国の歴史捏造だ。慰安婦に過ぎない。

日本はサンフランシスコ平和条約、日韓基本条約等々で、一切の国際的賠償は済ませた。それを戦後何十年も経て騒ぐのは、国際条約無視の恥を知らない、甘え、集りと強訴と過ぎない。

AIIBへの英国を始とする想定外の60か国以上の参加表明は、米一極支配の根本戦略の崩壊の始まりだ。国力の減衰と孤立化が避けられない米国にとり日本は当面の救世主だ。冷戦を日米が共に勝ち、民主主義国経済No1とNo2が軍事同盟強化の安倍主張は、実は渡りに船だ。

 因みに、米上下院合同議会での演説は、1874年ハワイ王以降115回あり、敗戦国ではドイツ歴代首相5回、イタリア6回、敗戦国でないが槿恵韓国大統領を含め、韓国は6回も演説している。
 
それは何故か。原爆・空襲の国際犯罪、FDRの陰謀、日本無条件降伏の嘘等の米公認歴史が覆される懸念があったからだ。TV生中継と同じで取り返しが付かない。保守層には一部不満が残るが、反日メディア以外は欧米のメディアも高い評価をする演説だった。

安倍さん、グッドジョブ!


     
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