2015年05月12日

◆私の「身辺雑記」(219)

平井 修一



■5月9日(土)、朝は室温22度、曇、フル散歩。いつも躾のなっていない大型犬を連れて散歩している陰気な若者が一人でスマホを見ながら歩いていた。犬はどうしたのだろう。

サイト「子犬のへや」によると、平成25/2013年度、2万4197匹の成犬と、4373匹の子犬が殺処分されたという。合計2万8570。

<全国における動物の殺処分施設に関する統計では、8割以上の92自治体(委託を含む)は炭酸ガス施設を採用しており、熊本市、京都市など15自治体は原則として獣医師が麻酔注射で1匹ずつ安楽死。

そして主要都市では唯一山口県下関市にある動物ふれ愛ランド下関だけが、手術で使う麻酔ガスを密閉空間で吸引させる安楽死設備を取り入れている。

同市では平成21年度に、約8億2000万円かけて安楽死設備を導入。年間の処分費用は苦痛を伴うとされる「炭酸ガスによる窒息死」に比べ3倍の約700万円かかるという。

内閣府の「動物の殺処分方法に関する指針」では、「出来る限り動物に苦痛を与えない方法」を求めているが、強制力はなく、財政難に苦しむ自治体では安楽死施設の導入に二の足を踏み、従来の炭酸ガスに頼っているというのが現状だ(2012年6月20日・読売新聞より)>

残酷だなあ、可哀想だ。

8日、カミサンが婦長を務める精神病棟に5人も緊急入院し、てんてこ舞いだったという。いずれも統合失調症(統失、昔は精神分裂病)で、しかも暴力を振るうからタチが悪い。季節の変わり目、特に春の木の芽時は発狂しやすいのだ。

看護師もなかなか集まらないから人手に余裕がない。統失は症状が安定するだけで完治しないから、退院しても3か月後、6か月後にはまた戻ってくる。虚しくなるから精神科の看護師にはなかなか成り手がない。

患者から殴られたり、蹴飛ばされたり、罵倒されたりする。そんな病棟は他にはない。

それでも敢えて精神科の看護師になる人はいるのだが、他の科ではじかれたような人も珍しくないのだ。「精神科は看護師のハキダメ」なんて言われることもある。

患者は暴れる。拘束するとオムツになるが、食事を含めてなおさら手間がかかる。その上に看護師は質の悪いのが交じっている。婦長は休む間もない。

江戸時代の頃は、手におえない統失患者などは座敷牢などに隔離された。

<松陰が入れられた武士牢の野山獄(のやまごく)は、厄介者の収容所だった。11人いた在獄者のうち罪人は2人だけで、あとは身内から疎んじられた者ばかり。家族の借り牢なので規則は緩やかだが、実質は終身刑の絶望の牢屋である>(サイト「歴史人」)

密航事件を起こした問題児・松陰も、幕府&藩に恭順の意を表す「家族の費用負担」で厄介者として収容されたようだ。「借り牢」とはそういうことだろう。

「家族の費用負担」・・・今は「国の費用負担」で統失やら重度の鬱病患者(小生ような自殺志願者)の面倒を見る。統失患者の場合、家族とは住居を別にして生活保護を受ける場合が多いから、なにからなにまで全部タダ=本人負担ゼロになる。

社会防衛論で言えば、統失患者は犯罪者ではないが厄介者、お荷物、パラサイト。病人だから気の毒ではあるが、社会の足を引っ張っている。殺処分なんてナチスや中共臓器狩り大国みたいな恐ろしいことは言えないが、せめて「家族の費用負担」にすべきではないか。

出産・育児という大事なところに金が回らず、ほとんど壊れた廃人やら老人に金が注ぎ込まれる。異常だろう、違うか?

夕刻は急遽「母の日」パーティに。準備時間も材料もないので7人で塩ラーメンと和牛霜降りステーキ、サラダなど。結構好評。

カミサンは花とケーキとルンバを贈呈された。ケーキは脳内お花畑、警戒心ゼロ、自治労の長女がへんなところに置いたから犬が全部食べてしまった。犬のお腹はパンパン。「ラッキー、良かったね」と笑うしかない。

それにしてもわが家の「ルンバ/ロボット時代」が始まるわけだ。

カミサンは3月からノンアルビールもどきにして2キロやせたと喜んでいたが、ルンバで掃除(掃除機はカミサンの仕事)が楽になるだろうから運動不足になること必至、また太るだろう。

■5月10日(日)、朝は室温22度、曇、フル散歩。薫風香る5月、いい気分だ。3人から挨拶された。毒気が抜けてきたみたい。そのうちスカスカ、お麩みたいになるのかなあ。

母の日。一昨日あたりから花屋の店先はカーネーションがいっぱいだったが、今朝は6時ころに開店。今日で売り切らないとどうしようもない。書き入れ時だ。花屋の夫婦と犬の小太郎から挨拶される。

ルンバじゃなくてアイブの話。安東泰志/ニューホライズンキャピタル取締役会長兼社長の論考「AIIBは利益相反の塊!参加見送りは当然の判断だ」(ダイヤモンドオンライン5/8)から。

<マスコミでは「AIIB(アジアインフラ投資銀行)に出資するかどうか」ばかりが騒がれているが、そもそも、こうした国際機関の融資は、出資金で賄われるわけではない。その融資のほとんどは、一定以上の高い格付けを持った当該国際機関自身が債券を発行して調達されている。

たとえば、ADB(アジア開発銀行)は最上級のAAA格を保有しており、低利調達が可能であるからこそ、融資先にも低利の資金を提供できるのだ。なぜADBが高格付けを得ているかと言えば、その運営に透明性があり、長年の実績(トラックレコード)もあることで、健全な銀行経営ができる機関だと世界の投資家から広く認知されているからだ。

そもそも(アジア域内には2010年から2020年の間に)8兆ドルのインフラ整備需要が本当にあるとして、そのうちどれだけが国際機関からの融資を受けるだろうか。

本来、インフラの整備というものは、それが必要な国が予算措置をして実施し、税金や通行料などで資金回収すべき性格のものだ。そのベースがしっかりしたプロジェクトの場合は、民間金融機関が融資をすれば足りるのだ。

また、審査がしっかりした国際機関であれば、当該国とのリスク分担を明確に求め、それができない場合は融資をしない。

したがって、アジアの膨大なインフラ整備需要に対し、現在見込まれているADBなどの国際金融機関からの融資はわずか2000億ドル程度しかないと言われている。

となると、新たに設立されるAIIBがそれにどれだけ上乗せできるかと言えば、仮に巷間言われているように、審査を甘くしたとしても、極めて心許ないとしか言いようがない。

また、ADBの調達においてさえ、日本企業の落札率は1%程度しかないことからしても、AIIBに参加することで日本企業が目に見える実利を得ることは難しい。ましてや、AIIBは、もともと、中国経済が減速して行き場がなくなった中国の建設関連企業に仕事を与えるために構想されたとも言われており、日本企業が優遇されることなどあり得ない。

「AIIBに参加しなければ8兆ドルのインフラ整備需要を取り逃がす」というような幻想は捨てたほうがよい。

一方で、日本には、中国企業等にはない「オンリーワン」の技術を保有する企業が多数存在するのだから、ADBやAIIBが関与しない膨大なインフラ整備需要を取り込んでいけばよいのだ>(以上)

記事の最後に「AIIBへの参加は、日本企業にとって実利になると思う?」のネット世論調査があり、「そうは思わない」88.62%、「そう思う」5.82%だった。日経やリベラルという名の中共の走狗の「バスに乗り遅れるな」論に騙されることはなさそうだ。

子・孫たちは森林公園へ。2時ごろに帰って来てみな昼寝。夕食はワラジのような分厚くて大きなトンカツ5枚を揚げた。2枚残ったのでお土産に。今日でGWはお仕舞。皆、機嫌よく帰っていった。

ルンバも機嫌よく働いている。まるで犬っころ、萌え系メイド、大きなフナムシみたいで可愛い。愛犬は不思議な表情でルンバを見ている。カミサンはルンバを追っかけまわして興奮している。結構なことだ。

夕刻、キッチンでだらだら飲んでいたらルンバに右足を踏まれた。結構痛いが、「いつまで飲んでいるのよ、さっさと寝たら」と叱られた感じ。OA、FA、やがてはWA(War Automation)でロボット戦争の時代になるのだろう。痛みのない戦争・・・終わりのない戦争か。なんか嫌な感じ。

■5月11日(月)、朝は室温21.5度、ちょっと肌寒い、快晴、フル散歩。紫陽花が一輪だけ咲いていた。梅雨子がちらっと顔を出した感じだ。

夏野剛/慶應大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授に取材した論考「日本企業よ、みんなでルンバをイジめるな!」(東洋経済オンライン
5/10)から。

<家電量販店の掃除機コーナー。ここ10年ほどで、売り場が様変わりしている。円盤型の「ロボット掃除機」が幅を利かせるようになった。

言わずと知れたロボット掃除機の先駆けは、アメリカのアイロボット社が製造している「ルンバ」だ。日本では2004年に販売が開始され、2013年には国内出荷台数100万台を突破した。

*「掃除機の世界はルンバに任せればいい」

これに続いてロボット掃除機市場に参入したのが、東芝やシャープといった日本メーカーだ。シャープの「ココロボ」は「ツンデレ妹キャラ」のおしゃべり機能を付加、パナソニックの「ルーロ」は形状を三角形にするなど、各社とも特徴を出そうとしている。

これに対し夏野氏は、「情けないことだ。もう掃除機の世界はルンバに任せておけばいいじゃないか。むしろ洗濯機とか、浴室乾燥機とか、ほかのところでAI(人工知能)をどんどんやったらどうなのか」と嘆く。

加えて夏野氏は、アイロボット社が新興企業である点を指摘する。「東芝やシャープのような大きな企業がつぶすようなことをしなくても。ルンバのほうが可愛いんだから、ここで戦っても仕方ない」。現にルンバの人気は、日本メーカーが続々参入してきた今年に入っても衰えていない。

AIを使えば生活はもっと便利になるはずだが、それがなされていない分野がまだまだあると夏野氏は語る。「成功者が出てきたときに、それに追随することは必要かもしれないが、みんなで寄ってたかってやる必要もないだろう。そもそも、証明された市場を後追いするだけじゃ面白くない。日本メーカーにも、まだ世の中にないものを作ってほしい」>(以上)

気持ちは分かるけれど、既存分野でも革新、新規分野でも革新していくのが資本主義だから「ルンバのほうが可愛いから」と手を抜くわけにはいかないわな。ITでは勝つ、白物では敗けない、というのが大手メーカーの本能だ。敗けるとシャープのようになる。

<5月9日付の日本経済新聞朝刊等において、当社の資本政策関する報道がありましたが、これは当社発表ものでありせん。

資本政策については、優先株式の発行や減資検討を進めておりますが、決定した事実はありません。

なお、現在、資本政策を含む新中期経営計画を策定中であり、5月14日午後3時に公表する予定です>(シャープ5/11)

今朝のシャープ株は一時、ストップ安になったという。まったく一寸先は闇だ。

企業は日経を利用してPRする。日経に8日夜にネタを漏らすと9日(土)朝刊でスクープとして大きく報道される。他紙は焦るが、土日では後追いができない。14日まで待つしかないから他紙は悔しがっているだろう。で、14日の夕刊と15日の朝刊で大きく報道されるのだ。

シャープのメリットになるから幹部がリークする。新中期経営計画へ世の中の関心を集めて「再生」をアピールしたいということか。海千山千、狐と狸の情報戦争だ。

「悪の枢軸」中露ファシスト連合VS「自由の砦」日米欧。こんな図式ができてきた。日本は中共経済という足元を叩き続けることが優先事項だ。(2015/5/11)


       
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