宮崎 正弘
<平成27年(2015)5月19日(火曜日)通算第4544号 >
〜中国の対米札束攻勢は過去十年で810億ドル
子会社のハイテク部門買収や資源企業を主力に買収〜
なるほど、ケリーの歯切れが悪かった筈である。
ケリー米国務長官は、先日北京を訪問し、習近平と会見したが、中国側から『新しい大国関係』を大声で繰り返された。ケリーは南シナ海問題を一応は話題にしたものの、それ以上のつっこみはなく、9月の米中首脳会談に持ち越された。
過去10年間で中国が米国に投じたカネが810億ドルにのぼったことAEI(アメリカン・エンタプライズ・インスティチュート)の報告で判明した。
このうちの150億ドルが資源エネルギー関係の鉱区買収や企業買収に当てられ、ほかに目立つのはレノボのIBMパソコン部門買収が典型的だ。ともかく軍事ハイテクにつながる先端技術をもつ大企業の子会社や、軍事大手の子会社の部門売却などを中国が買収したことが判明している。