2015年05月23日

◆浪花節・落語・ジャズ・歌謡曲、、、

室 佳之


主宰者が『ラヂオ歌謡の頃』を再掲され、常連執筆者前田様が続けて『小唄・浪花節・藤本二三吉』を書かれたので、それに乗っかろうとした次第。

前田様から廣澤虎造の名前が出ました。小生が演芸に関心を持ち始めたのはフリーターで独り暮らしを始めた頃、丁度日韓W杯の年。アルバイト先で、浪花節好きな測量士が、仕事終わりに『森の石松』の『飲みねぇ、寿司食いねぇ』の有名な件を演じたものの、小生にはまるでチンプンカンプンでした。

しかし、小生以外その場にいた人たちはみんな面白がって聴き入っていたのが悔しくて悔しくて、当時住んでいた荒川区の尾久図書館で虎造のCDを片っ端から借りて聴き始めたらすっかりのめり込んでしまいました。

そのうち小生まで人前で演じたりする始末。そのうち演芸関連のCDが豊富にそろっている尾久図書館に入り浸り、いつの間にか落語のほうへどっぷりと浸かり始め、今に至っています。

昭和の名人と云われた噺家は、みんな大好きですが、なかでも小生は珍しく(?)十代目金原亭馬生が一番のお気に入り。現役ではこの10年以上、柳家小三治師を追っかけています。

廣澤虎造に話を戻すと、丁度浪花節にハマった頃、演芸評論家の吉川潮氏が書いた『江戸っ子だってねぇ―浪曲師広沢虎造一代』(新潮文庫)が出版され、夢中で読んだのを覚えています。

もうご存知だったら申し訳ありませんが、前田様に是非お勧めします。ちなみに、吉川潮氏はその後『浮かれ三亀松』など芸人一代記をいくつも手掛けています。

廣澤虎造のことはもちろん直接に知らない世代ですが、仕事やプライベートで年輩の方と時折浪花節の話で盛り上がることがあります。なかでも思い出に残っているのは、ソウルでお世話になったお粥屋のハラボジ(おじいさん)。

終戦まで東京に住んでいたハラボジに、虎造のテープを日本から持っていきプレゼントしたら大層喜んでくれました。このことは7年前の1,063号で書いたことがあります。

ジャズにのめり込んだのは、まだ10年も経ちませんが、不思議と古い時代にしか関心が持てず、昨晩も名ピアニスト秋満義孝さんの演奏を秋満さんの真後ろで聴くという幸運に恵まれました。

85歳とは思えないその軽快な弾き方にほれぼれします。他にクラリネットの北村英治さん、ドラムの猪俣猛さん、サックスの尾田悟さんなど、聴きに行く演奏家はほとんど80歳超えた方々ばかり。

仕事は同じ高齢世代のケアプランを立てる身なので、世の中不思議なものです。主宰者は願い下げと云われるかも知れませんが、前田様のジャズ雑感なども是非読んでみたいものです。

歌謡曲については、まだまだ全然知りませんが、昨年読んだ『談志絶唱昭和の歌謡曲』(大和書房)は、とても面白く2回も読んでしまいました。

春日八郎、三橋美智也、ディックミネ、淡路のり子、バタやんなどなどきりがないほどの交流秘話が載っています。

主宰者渡部様が『ラヂオ歌謡の頃』をはじめ、あの頃の歌手や歌など詳しく紹介されていて、これからもその時々で再掲していただきたいと思います。いつも楽しみに読んでおります。(むろ よしゆき)

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