2015年05月30日

◆温州投機集団の破滅処理が始まった

宮崎 正弘 


<平成27年(2015)5月29日(金曜日)弐 通算第4557号> 


 〜温州投機集団の破滅処理が始まった
          不良債権の激安セール、禿鷹ファンドに秋波〜

『上海日報』(2015年5月29日号)が報じている。

総額70億ドルの不良債権パケッジをファンドなど『投機筋』に売却した。中国の窮余の一策だが、金額は史上最高である。

中国の不良債権の累積は天文学的だ。

政府の政策により、銀行への圧力で審査基準が厳格化され、適当な理由を付けての融資が受けられない状態が続いている。金策つきた企業はつぎつぎと倒産している。

債務処理(債権処理機構のようなもの)専門の会社が中国には四社か五社あるが、なかでも大手がCINDA ASETT MANEGEMENT という会社である。株式を上場している大手。

同社が購入してきた1700件の不良債権のうち、三分の一が温洲関係である。

「温州集団」といえば悪名高く、世界に名をとどろかせた投機集団、中国全土の不動産投機では納まらず、豪、カナダからドバイへ向かって不動産に投資し、とくに後者のドバイバブル破裂で巨額の損出をだした。

日本でマンションを軒ごと購入する派手な投資を繰り広げる中国系投資集団は、たいがいが温州である。

CINDAは、中国の4大国有銀行から不動産担保などを付帯した不良債権を購入し、それらをまとめて次の投機グループに売却するというビジネス。

それも投機集団や新興成金ばかりか、アリババなどのネットオークションでも売却しはじめ、2400万元(邦貨換算2億8000万円)の成約があったという。

バブル崩壊の後遺症現象が顕著になってきた。
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