2015年06月07日

◆怪しい豪邸の持ち主は曽慶紅一族?

宮崎 正弘
 

<平成27年(2015)6月5日(金曜日)弐通算第4566号> 

〜怪しい豪邸の持ち主は曽慶紅一族と豪マスコミが騒ぎだした
      史上3番目の高値、大邸宅のホントの持ち主は誰だ??〜

豪の有力紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』が伝えた。

中国の大富豪、許家印の名前で登録され、曽慶紅一族に貸与されているという豪邸を、謎の不動産取引業者で「王麗」を名乗る女性商人が登場し、名義書換を申請した。当該物件は37億円相当という。

豪当局は、これは違法取引の疑惑ありとして調査に乗り出したという。

言うまでもなく曽慶紅は元国家副主席であり、江沢民の右腕で上海派の大番頭である。

当該豪邸はシドニーの風光明媚な別荘地帯ヴィラ・デ・マレ地区にあり、もう一件の豪邸は曽慶紅の息子名義で登記されている。

これらの怪しい関係は許家印が当該豪邸を一時期、新聞王といわれた蒋梅夫妻に貸していた。また仲介として現れた王麗は、李鵬の長女・李少琳との親密な関連を噂される。

つまり太子党同士が互いに不動産をあっちへやったり、こっちへ移したりして利殖に励んでいるフシが濃厚である。

王麗の夫はシドニーで「フルーツ・マスター・インタナショナル」という企業の株主であり、その株主には曽慶紅の息子らも名を連ねている。 既購入の豪邸は2008年から2010年の間に登記された。

他方、習近平のすすめる「反腐敗キャンペーン」は「蠅も虎も退治する」と豪語し、これまでに「中虎」の薄煕来、周永康、徐才厚、郭伯雄ら「4人組」を失脚させ、連座して200名以上の『幹部』を拘束したが、庶民の期待する『大虎』すなわち江沢民、曽慶紅、李鵬らには追求の手は及んでいない。

このあたりで『息切れ』の模様かと王岐山の密かな米国行きが取りやめとなった経過を香港の「サウスチャイナ・モーミング・ポストが6月3日付けで伝えた。

『中国共産党の内部を痛めつけた』と党内でも批判が渦巻き、そのことを習近平、王岐山らはちゃんと認識しており、「反腐敗をこれ以上続けると党の分裂、もしくは強硬派、反対派の巻き返しが起こり、党の士気を削いでしまった。諸刃の剣である」と権力闘争に詳しい香港の観測筋は分析しているという。

「これ以上、反腐敗キャンペーンを続行すると、指導部の安全に問題がでてくるだろう。いまですら執行部の安全は深刻な状況であり、反対派は絶滅されていない。

もし、キャンペーンを続行するとなると党そのものが深刻な危機に瀕することなり、このあたりで手打ちにしないと危ないと判断して王岐山は訪米を中止したのだろう」(サウスチャイナ・モーニイングポスト)。

政治的な「大虎」への追求はこの辺で一休止となり、つぎは国有企業幹部の汚職を追及する方向に切り替わるだろう。
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