2015年06月16日

◆ある腰痛患者の思い出

渡部 亮次郎



私が秘書官として遣えた園田 直(すなお)氏は外務大臣3期の途中、鈴木善行内閣で、半年間、厚生大臣を務めたことがる。その時だ。ある日警備の警戒の目をくぐって、刃物を持った若者が大臣を襲おうとして、私に取り押さえられた。

なだめてから話を聞くと同情を禁じえなかった。

腰痛のためある国立病院を訪れた所、整形外科で「手術」を勧められて受けた。ところが、腰痛がまったく治らないばかりかとんでもない事態となった。インポテンツになって女房に逃げられた。

そればかりか小便の調整が出来なくなって運転手をしていたトラックから降ろされてしまった。


何とか小便だけはとめてくれと屎尿器科を訪れたところ、ここは小便をどうにかして出すところであって止めるところではない、と見放された。

かくなるうえは国立病院の監督者である厚生大臣を殺して自殺しょうとおもって、やってきた、というのである。

私は「カイロプラクティック」の受診を薦めて帰ってもらった。その後は知らない。

省内の識者に聞くと日本の整形外科は戦前、ドイツの流れを受けたものだそうで、すぐ手術したがる。


ところがアメリカ生まれのカナダ人が発明したカイロプラクティック」の指導者たちに聞くと腰痛は生活習慣が原因の背筋の異常に根ざすものであって絶対,手技で治るのであって手術は不要だと言う。

そういえばわたしも38のころぎっくり腰になった。さいわい周囲の友人たちが、かねてしっていた、NHK近くの渋谷カイロプラクティック院」にかつぎこんでくれて一回の治療で全く事なきを得、爾来予防体操を教えられ、あれから40年まったく事なきを得ている。


腰痛は手術してはいけない。事態をこじらすだけだ、というカイロプラクティックの偉大なる指導者甲木(かつき)さんの言葉を信じている。だから、さいわい、79の今日、腰痛とは無縁だ。


なおカイロプラクティックはアメリカでは公認された医療行為だが、日本では有資格者のそれは医療類似行為として、禁止されてはいないものの、按摩団体の反対で公認はまだされていない。按摩団体から多額の献金をいけている国会議員の反対を恐れる厚生労働省の役人の抵抗のためだ。
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