2015年09月03日

◆人間は放射線を必要としている

池田 元彦



生命の地球誕生は、今から37億年前。誕生場所は海の中だ。当時、地球には空気もなく、宇宙空間同様、太陽からの放射線が直に地球に降り注いでいた。強力な放射線は生命体のDNAを破壊するので、宇宙からの放射線の直射に耐えられず、死滅する。だから生命は、放射線をある程度遮る海の中で、先ず発生したのだ。

27億年前には、地球内部のマントル(=溶けた鉄)の対流により磁場が生じ、宇宙からの放射線を遮るバリヤが形成され、生きる為に必要な光合成の源である太陽光を求める生命力ある生物は海水面まで上昇してきた。15億年前、生物の光合成による酸素が上空に充満し、成層圏でオゾン層を形成し放射線が更に遮断された。

以上の経過を辿り、多様な生物が陸上で繁栄し、一定度の放射線被曝耐性を備えるようになった。6億年前には地球温暖化で気温は上昇し生物が急激に繁殖した。その末裔の末裔が人間だ。人間は放射線量年間平均で2.4ミリシーベルト(=mSv)被曝するが全く健康だ。自然放射線10mSv超の地域でも健康に生活している。

ラドン温泉湯治は、3か月湯治で被曝量1.3mSv程度だ。宇宙飛行士は、半年で180mSvの放射線を被曝するが健康だ。放射線被曝は一定度以下なら健康に役立つ。ラッキー博士は、年間100mSvあたりが閾値で、それ以上或は以下、即ち被曝ゼロでも、被曝100mSv以上でも健康を損ねると断言する。被曝ゼロは死に至る。

水や塩を摂取しなければ死ぬが、摂取過多でも確実に死ぬ。水6リットル、塩なら大匙16杯(200g前後)、醤油でも1リットルでは危険だ。

カリウムやマンガン等は有毒だが、体の平衡を保つ必須のミネラルだが、摂取ゼロでは死に至る。そもそも「薬は毒」だ。毒を小量処方することで薬になる。要は、処方量の多寡が生死を分ける。 

放射線も例外ではない。少量放射線被曝(100mSv以下)は寧ろ健康の為必要だ。放射線関連医師は、低放射線量被曝のメリットを十分に確認している。癌治療に放射線は現代医学の常識だ。ピンポイントで癌部位のみを照射被曝出来る技術も開発された。普通の労働者より、低量被曝の原発労働者の方が健康で生存率も高い。

国民の大半は「原爆と原発の違い」が判っていない。原理は同じだが、低濃度のウラン・プルトニウム等を使う原発は爆発しない。爆発するのは充満した水素や水蒸気だ。第五福竜丸23名中船長他6名の死因は売血輸血による肝臓障害であり、放射線ではない。放射線被曝後遺症のある方も居るが、放射線で誰も死んでいない。

最初の原発事故死亡は、格納容器がないチェルノブイリだ。大騒ぎした福島第一原発でも死亡者いない。年間100mSv以下なら問題ないのだ。出鱈目・間違い情報をマスコミが垂れ流す。放射線量ゼロが一番望ましく、増えるにつれ危険という、単純に危険度が直線で増加するという根拠なき都市伝説を、拡散し恐怖を煽る。

自動修復機能がないショウジョウバエの精子を使った、ノーベル賞受賞学者の仮説に未だしがみ付く学者がいる。ショウジョウバエとは異なり、人体は、放射線によるNDA崩壊を自動修復出来る機能があり、通常の放射線被曝では癌にならない。原爆の100Sv、10Svは危険だが、少量被曝は危険ではなく、寧ろ健康の為に必須だ。

人体のDNA分子損傷は1日1細胞あたり5万回から最大50万回も繰返す自動修復機能で日常生活を維持する。これが何十億年間に蓄積された人体の対放射線被曝耐性なのだ。マスコミはこの事実に目を瞑り、放射線は危険だ、死に至ると偏向情報を流す。過剰な除染作業が未だ続く。安保法制を戦争法案と煽るのと同じだ。

発電源区分別の世界の発電所事故死亡率統計がある。原発死亡者数を1とした時、風力で2倍、太陽光5倍、LNG40倍、石油400倍、石炭では1900倍だ。原発が、一番死亡事故率が少ないのだ。その事実を隠し、活断層の有無で騒いでいる学者同様、過剰な危険を煽り、死亡事故発生確率を全く考慮しない間抜けがいる。

原発は、低コスト、空気を汚さず省スペース、温暖化影響もない現時点でベストのエネルギー源だ。更にシェールガス、メタンハイドレード等の有望な熱源が開発中だ。加えて核分裂で発生する熱を利用する原発から、核融合原発が利用できる目途が付きつつある。しかも核融合は、放射線発生量がかなり少なく、より安全でもある。
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