2015年09月11日

◆「抗日勝戦」、カメラは日本製

平井 修一



「抗日勝戦祝典で日本製カメラが大活躍! 歴史的イベントを後世に記録」(サーチナ9/8)から。

<中国メディアの中国投資咨詢網は7日、北京市で3日に開催された「抗日戦争勝利70周年」を祝う軍事パレードや前後の記者会見を取材するために集まった中国人記者が手にしていたのは一様に「日本メーカー」のカメラだったことが中国のネット上でも大きな注目を集めたと伝え、中国企業はなぜ日本のように高性能のカメラを造れないのかと疑問を投げかけた。

記事は、「抗日戦争の勝利を祝う式典」を、日本のカメラで取材し、記録に残すことは、中国企業の技術力に対して「鋭い疑問を投げかけるものだ」と伝え、中国企業がカメラやコピー機など競争力のある光学機器を製造できないことは大きな問題だと論じた。

続けて、中国国内のオフィスや一般家庭にはFAXやコピー機能を持つ電話機、デジタルカメラが当たり前のように存在すると伝える一方、「中国国内で当たり前のように存在する光学機器のほとんどが日本企業の製品」であり、「中国企業の製品はまず存在しないだろう」と論じた。

さらに記事は、光学機器を製造できない理由を複数の中国企業に取材したところ、「製造することを検討したこともない」というのが基本的な回答で、「技術力が足りない」「他社に特許を握られている」といった答えがあったと紹介。

また、光学機器を製造するうえでは高い技術力が必要な部品もあるとしながらも、わずかな誤差も許されない精密さが求められる光学機器について、中国企業の管理水準では「組み立てることがそもそも不可能」と指摘。

これが中国の製造業の現状であり、水準であると指摘し、「抗日戦争勝利70周年」を祝う軍事パレードの取材に用いられた日本メーカーのカメラが、中国製造業に鋭い問題を提起したと伝えた。(編集担当:村山健二)>(以上)

なんとも締まらないトホホな話だが、見栄と面子で外見は偉そうにしているものの、抗日パレードを記録するカメラが宿敵の日本製だなんて、ほとんどマンガだ。

中共はもっと真面目になって日本の匠の技を学んでから「タメグチ」をきいたほうがいい。日本に嫌われると国家経営を誤るのではないか。

駐中国防衛駐在官(海軍武官)、防衛省海上幕僚監部情報班長、海上自衛隊第21航空隊司令などを歴任した小原凡司氏(東京財団研究員)の論考「軍事パレードにおける習近平講話の意味」(ニューズウィーク9/7)から。

<現在、中国社会は非常に不安定になっている。習近平指導部が進める「反腐敗」や改革によって、痛みを被る者が増え、改革を進め始めたのに、経済格差も一向に解消しない。さらには、株価が暴落し、大衆が中国経済の継続的な発展を懸念し始めた。

*もはや共産主義を信じる国民はほとんどいない

中国の経済発展が失速し、大衆が豊かな未来を信じられなくなったら、共産党の権威は失墜し、一党統治はますます難しくなる。危機感を抱く中国指導部は、軍事パレードに、社会を安定させ、共産党の求心力を高める効果を期待したのだ。

経済政策は、効果が表れるまでに時間がかかる上、劇的な変化を実感しにくい。そのため、戦勝記念式典で、「これから中国が発展する番だ」という印象を国民に与えようとしたのである。

しかし問題は、他国を挑発したくないと考えているとしても、国内の状況に危機感を有する中国指導部には、国民に「明るい将来」を信じさせるために、時として、中国の実力を誇示する必要があるということである。

国際社会は、その実力の行使が、単なるイベントではなく、実際の他国との紛争の場面で行われることがないよう、注視していく必要があるだろう>(以上)

戦争するのも「心技体」が充実していないとうまくはいかないだろう。将兵はそもそもテンパっていないし、演習は「やったことにする」が永年の得意技、体は公金を使った美酒美食で肥満気味。

チャイナセブンで戦争をしたいのは習近平一人だけ、経済を見ればガタガタの上に抜け出す技はマッチポンプ、まるで右手で火を点け左手で水をかけるデタラメ振りで効き目なし。とてもではないが土俵に昇れる状態ではないだろう。

たとえ勝っても経済制裁は免れない。一時的に人民は高揚するだろうが、経済は確実にマイナス成長になる。優秀な人材や金持は皆逃げだす。まずはプーチンに損得を相談し、ついでにハイブリッド戦法も学ぶことだ。

火遊びにうつつを抜かす間にも経済は悪化する。人民元と株を買い支えては売り浴びせられるから外貨準備はどんどん消えていく。資本はどんどん国外へ逃避する。抗日・反米パレードという“皇帝即位式”は、習近平の最後のスカシッ屁として記憶されるだろう。(2015/9/10)

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