2015年09月26日

◆青年の幼稚化

寺本 孝一



青年の幼稚化現象を非常に危惧しています。 

来日外国人は「日本の大学生の精神年齢は10才の小学生だ」と揶揄します。また、評論家でもある立花隆・東大客員教授は「東大生は驚くほど無知であり、驚くほど幼稚であることが判った」と著書で公表しました。さらに、名古屋大学学長は入学式に際し「諸君の内面に巣食っているであろうその幼稚性を精算せよ」と檄を飛ばしました。

大学という最高学府に通う学生がことごとく幼稚であるという深刻な状況です。

その原因として先ずは中学高校の教育現場を視なければなりません。甲子園高校野球の勝利監督が「子どもたちが頑張った」と答えたりしますが、選手たち或いは生徒たちと言うべきではないでしょうか。実際に、中学校現場でも多くの教師が 「子どもたち」などと表現しています。

中学生ともなればほとんど妊娠し、妊娠させる能力があり、身体はすでに大人となっています。中学を卒業して就職すれば一人の立派な社会人です。

高校に進学して4月から順次16才になる女子生徒は結婚することができます。男子も3年生で18才になれば結婚できます。結婚すれば世帯主として主婦として、子どもが生まれれば父親として母親として、あるいは夫婦として高校に通学することもあり得ます。

それらの年代の青年たちを何故に「子どもたち」などと言うことが出来るのでしょうか。

「所詮子どもは未熟なのだから、大人である教師の言うことに黙って従え」という、生徒を見下し従属させる管理上のご都合からきているようです。

日本の評論家はテレビ番組の中で通学監獄と表現しました。また、イギリスの新聞は報道しました「日本の学校は捕虜収容所だ」と。

カナダから愛知県に来ている大学教授は中日新聞に寄稿しました。「欧米の中学高校生であればとっくに革命を起こしている」と。

あるテレビ番組で愛知県教育長は横に座った塾講師から罵倒されました。
「子どもたちをロボットにしたあなたは犯罪者だ」と。

名古屋でのシンポジウムである母親は叫びました「教育詐欺だ」と。 私は愛知県教育委員会に直接言いました。「生徒たちの個性を殺し、感性を潰し、人格を破壊する。あなた方のやっていることは大量殺人行為だ」と。先方は即答しました、「あなたが言うことは全部その通りだ」と。

NHK総合テレビの教育特集番組でオーストラリアのある公立中学の唯一の校則を紹介していました。「すべての生徒は学校をエンジョイする権利がある」です。もちろん制服強制もありません。それでなぜいけないのでしょうか。大人にさせるには、生徒を先ず強制と禁止の檻から開放することです。

中学高校にいるのは、教師と生徒なのですから、教師は普通に「生徒たち」と言うべきであり、子ども呼ばわり、子ども扱いすることを直ちに止めていただきたい。

来年6月から選挙権が18歳になりますが、日本の近未来のあらゆること(経済・環境・食糧・エネルギー・中国の挑発)が危機的状況の中、国の将来を担う青年の幼稚化は極めて緊急な課題です。

          子どもの感性を育む会 代表 (名古屋市)

        

       
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