2015年09月27日

◆吾は資本主義の落ちこぼれ?

平井 修一



ニューズウィーク9/21「あの人はお金持ちなのに、なぜ貧乏そうなのか?」をちょっと読んだが、とても違和感を覚えた。もっとも小生は金持ちではないが、姉たちやその連れ合いは、近所からはそのような誤解を受けている。同記事から。

<ビリオネア(富豪)になりたかったら、まずはその実像を知るべし――。そうして彼らと同じように考え行動することが、自らもお金持ちになる近道だと、評論家であり、億単位の資産を運用する個人投資家でもある加谷珪一氏は言う。(中略)

かなりの資産家のはずなのに、お世辞にも高級とは言えない服(いや、実際にはかなり貧乏くさい服)を着て、スーパーの安売りに並んでいるというタイプのお金持ちも存在している。

この人たちはどのような人種なのだろうか? このようなタイプのお金持ちはズバリ、以下の2つの人種に集約される。

 1.主な資産が土地で活用できない

 2.貯金が目的となっている>(以上)

記事の主旨は「積極的に投資しろ。それが経済を活性化させるし、金持ちになる道だ」といったものだろう。この手の記事は最近目立つが、アベノミクスで株価が上昇したためだろう。提灯買いをする人が増えれば投資家は儲けるチャンスが膨らむから、甘い話で素人を煽るのだ。

中共では株価暴落で飛び降り自殺が相次いでいるが、中2坊主はそんなことは知らない。無知な人はいつでも何度でも餌食になる。自業自得。死ぬまで直らない。

小生は生活に困っているわけではないが、「貧乏くさい服を着て」安いワインを買う。高級な服を着て街を歩いている老婦人はひったくりの鴨だが、小生を襲うようなトンマはいない。足元はしっかりスニーカーで固めているから速攻で反撃もできる。安保とはそういうものだ。

小生はそもそも金持ちになりたいとは全く思わない。子育て時代は会社を経営していたこともあって必死で金を稼いでいたが、REIT以外の資産運用はしたことがない。

一時期、父のように株式投資をしてみようかなと思ったが、株価に一喜一憂していると本業が疎かになるし、本業で稼いだ方がはるかに効率が良いから手を出さなかった。

子育てが終わり、住宅ローンも完済したリタイア後の今は、金への興味はほとんどない。現預金がいくらあるのかも知らない(カミサンが管理)。儲けて何かを買おうとか贅沢をしようとか、旅行に行こうという気持ちがまったくない(風呂嫌いだから温泉にも興味なし)。

食事も外食には興味がなく、自分で作った方がはるかに旨いと思っている。ラーメンもプロのレベルになってきた。

小生はそもそも物欲がない。物は必要な「機能」があれば十分で、高級車でも大衆車でも乗車時間は変わらない。高級車なら短時間で着くというのなら買うかもしれないが、高級だろうがなかろうが、1時間の道のりはともに1時間だ。民主主義だから高官用の専用レーンはない。

高級腕時計も1日が25時間とかなら興味があるが、3000万円の時計も1000円の時計もまったく機能は同じだ。服装も体を保護する・肌を隠す・動きやすいという機能を果たせればいいのであって、TPOに抵触しないのであれば貧乏くさい、色落ちした服で十分だ。

男子辺幅を飾らず。チャラチャラした男は大嫌いだ。若い時から「メンズクラブ」なんていうファッション誌を読んでいる奴がいるが、殴りたくなる。まず仕事=戦争はできない奴だ。

ノンフリル=飾りっ気なし、シンプルライフが大好きだ。フリルやらデコレーション、ゴージャス、アクセサリー、余計な多機能大嫌い。新製品に興味なし、古いものを大事に使うのは大好き。

何を言っているのかほとんど聞き取れない新しい歌は大嫌い、フォニー村上春樹、橋下徹的テレビ屋とそのファンも大嫌い。たらふく食べた後でケーキを「別腹だ」と食らいつく人、バイキングで食べきれないほど料理をとる人、旅行で土産を買う人、「あさましいなあ」と思う。

テレビと朝毎東などのアカ新聞も大嫌い。ま、これは余計なことだが。

つまり今の小生は資本主義にとって「良い子」ではないということだ。バンバン金を遣ってドンドン消費する/捨てる人が良い子で、小生のように金儲けに興味がなく、物欲もほとんどそぎ落とし、エンタメに関心がなく、趣味と言えるのは月あたりネット料3150円のPC、月1万5000円のワイン、月1万3000円のパイプ煙草くらいというのは、ほとんど資本主義社会の落ちこぼれ、非国民、世捨て人、よく言えば卒業生だ。

ここ2年ほどは焼酎をすっかり止めて赤ワイン党になり、体調がいいので医者に行っていない。死ぬまで医者にかかりたくないと決意しているから医療ビジネスの敵でもある。

(老人の多数派は医療ビジネスの最大市場だが、母を5年間介護した経験から言うと、老人医療は無駄、枯れ木に水遣り、公金税金の浪費。これを言うと大反発を食らうからマスコミは絶対に触れない)

もしかしたら老人は多かれ少なかれ資本主義の落ちこぼれ、非国民なのかもしれない。足を引っ張らないまでもあまり貢献しない。健康を損なえばお荷物になる。

お荷物なら邪険にされてもよさそうなものだが、不思議なことに先進国では老人は概ね生活を楽しんでいるようだ。

内閣府の「第7回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成22年度)は5か国の60歳以上の男女個人(施設入所者は除く)各1000余人を面接調査したもの。

Q:総合的にみて、あなたは現在の生活に満足していますか(満足+まあ満足の割合の多い順、%)

スウェーデン99.2、ドイツ95.1、米国94.7、日本92.7、韓国69.4

(平井:スウェーデンはすごいが、長続きするのかどうか。北欧三国は一時期、福祉国家としてもてはやされたが、追随する国はないようだ。不都合な真実(移民活用など)があるのだろう。そのうち調べてみよう)

Q:今後、政府の政策全般において、高齢者や若い世代に対する対応をどのようにしていくべきだと考えますか(高齢者重視/若い世代重視)

日本49.0/28.4、米国62.2/17.1、韓国59.5/16.4、ドイツ50.2/26.2、スウェーデン48.7/18.8

(平井:日本とドイツでは若い世代に同情的だ。少子高齢化を懸念しているのだろう。知能が高まると生殖本能が衰えるというか、計算高くなって多産はしない。悩ましい問題だが「家制度」の復活が鍵だと思うが)

若い世代も順繰りでいずれは老人になるから、今の老人を邪険にするわけにはいかない。と言って尊敬しているわけではないだろう。大切にされているというか、“介護の世界”に遠ざけられている印象だ。

“悔悟の世界”の小生は大切にされる価値はないから、自宅で子規的激痛を伴うかどうかは分からないが、キーボードを抱いて衰弱死を目指したい。「平井翁のPCには最後の言葉“イッテキマス、グッドバイ”とありました」なんて弔辞か何かで言われたら面白いのではないか。

終わり良ければすべてよし、落ちこぼれ、非国民の最後のパフォーマンス、面白ければそれでよし。(2015/9/25)

   
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