2015年09月27日

◆習近平訪米、IT産業幹部が全員集合

宮崎 正弘 


<平成27年(2015)9月26日(土曜日)通算第4664号> 
 
〜習近平訪米で、IT産業幹部が全員集合
  ところがシリコンバレーの賓客はインドのモディ首相だ〜


習近平訪米はさっぱり燃えていない。ボーイング300機の「爆買い」は、意外ではなく、はじめから予定されていた。

むしろ習近平歓迎会にヒューレットパッカード(HP)、マイクロソフト、アマゾン、アップルなどIT専業幹部全員が集合して、「ご機嫌伺い」をしたことのほうが重要である。
 
オバマ政権の対中政策を横目に、米国IT産業勢は、まだまだ中国の於けるビジネスは伸びると読んでいるからである。彼らはワシントンの中国敵視政策には同意していないようでもある。政権がハッカー問題で騒ごうとも、輸出は続ける腹づもり、目の前の巨大なマーケットに背を向ける考えはない。

米国企業もまた「拝金主義」である。

さて習近平訪米が殆ど騒がれない理由は、直前のローマ法王の訪米である。

全米最大の週刊誌『TIME』が特集号を出したほどに米国メディアはローマ法王訪米の話ばかり、さらに直前に訪米して実務外交を展開し、国連で演説したインドのモディ首相の動向も大きく扱われている。

これらが習訪米の報道を相対的に希釈させ、中国の外交の晴れ舞台だったのに、ちっとも成果があがっていない。

「シリコンバレーで、モディを待ちかまえるIT産業メッカの熱気は凄い、モディはまるでロックスターのようである」(ザタイムズオブインディア、2015年9月25日)

なにしろ7万人収容のスタジアムで行われるモディ演説会に、チケットはたちまち売り切れて、モディのFE慰撫ブックはオバマ大統領の二倍の読者(3000万人)がいる。

シリコンバレーでは、とくにグーグル社長自らが工場を案内するなど多彩な行事が組み込まれている。この地にはインドからの大量の移民が日夜イノベーションに明け暮れ、米国IT産業の中枢にインド人が貢献しているのが実態である。

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