2015年11月26日

◆王岐山、22日間の不在(つづき)

宮崎 正弘
 

<平成27年(2015)11月26日(木曜日)
          通算第4739号>  

〜王岐山、22日間の不在(つづき)
   金融界の大物逮捕は桃剛(証券監査委員会主任)だった〜

 
小誌で既報のとおり、反腐敗キャンペーンはその後も休みなく続行中である。

王岐山の雲隠れ、神出鬼没ぶりは相変わらずで、次の標的は金融界の大物だろうと推測されていたが、なんと拘束、取り調べの標的は証券取引の監査をおこなう責任者の桃剛だった(桃は「女」扁)。

桃剛は証券監査委員会主任という立場を利用して、上場審査の権利を巧みに利用し、とりわけA株のIPO(新規株式公開)を操作し、巨額の賄賂を受け取っていた。

北方集団(北京大学関連のベンチャー企業)の怪しげなインサイダー取引の黒幕は李友だったが、彼らと連んで株価操作、怪しげな会社の上場認可などを行い、以前から黒い噂はあった。

手口はIPO許可のインサイダー情報を太子党や側近に教え、あらかじめ当該株式を大量に購入し、売り抜けるもので、子弟や親戚名義で大量の株式を事前に買い集め、数千億元の不当な利益を得ていた容疑、部下のなかには公文書偽造、印鑑偽造などに手を染めた豪傑もいた(東方新報、11月26日)。

王岐山の雲隠れはまた全国を潜行行脚し、地方当局が手を付けられない市政府、県役場などに乗り込み、マフィアとつるんだ共産党幹部等を逮捕してきたが、なかには白雪山(寧夏政府主席)の大物が含まれた。

第18回党大会以後だけでも摘発は31の省にまたがり、59人の幹部が拘束され、失脚した。

山西省7人、内蒙古4,江西省4,黒竜江省3,四川省3,雲南省3,河北省3,江蘇省3,広東省2,広西、湖南、海南、福建省、湖北各2などと全土的な汚職の広がりには唖然とするばかりである。
    

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