2015年12月29日

◆ロイター「読者が選ぶ10大ニュース」

平井 修一



経済ニュースで定評あるロイターが「読者が選ぶ2015年10大ニュース」でネットアンケートをしていた。「以下のニュースの中で、もっとも印象的だった出来事を選んでください。(5個まで)」とあり、小生は以下を選んで投票した。

・南シナ海領有権めぐる対立深まる

・安全保障関連法案が可決成立

・EUに難民が殺到、今年100万人か

・TPP大筋合意、巨大自由貿易圏誕生へ

・パリ攻撃と高まるISの脅威

12/27現在の総投票数は24,573で、結果はこうだった。

1位:独VWの排ガス規制逃れが発覚 8.77% (2,155票)

2位:パリ攻撃と高まるISの脅威 8.75% (2,150票)

3位:EUに難民が殺到、今年100万人か 8.58% (2,107票)

4位:安全保障関連法案が可決成立 8.2% (2,013票)

5位:中国株の急落を受け各国市場が動揺 7.91% (1,943票)

6位:TPP大筋合意、巨大自由貿易圏誕生へ 7.85%

7位:米国が約10年ぶりの利上げ 7.28%

8位:南シナ海領有権めぐる対立深まる 7.09%

9位:ラグビー日本代表がW杯で躍進 4.79%

10位:イスラム国が邦人人質2人殺害 4.75%

ロイターの読者は若い現役世代が多いのだろう、VWの不祥事がトップに来た。現在進行形のニュースということも影響したようだ。

まったく今年もいろいろあったが、14億人の中国経済が年初からきしみ始め、あれよあれよという間に上海株が暴落、そして中共中央の経済政策の迷走、失策が続き、世界経済の最大の不安要因になったのは予想外だった(小生にはうれしいことだが)。

乱暴者の中共に鷹揚に構えていた米国が「堪忍袋の緒が切れた」ように中共を危険視するようになったことも予想外の朗報だった。

中共の経済はこれからもふらつきっぱなしだろう。とにかく利権に群がる寄生虫に食いつかれた国有企業改革ができない。改革を強引に進めれば権力闘争で血が流れことは避けれらなくなる。習近平の指導力は減退するばかりだろう。その代わりに環境汚染は増大するばかりだろう。

特に豊かさを実感できない9億の人民の不満は高まるばかりだろう。いかにせん。解は見つからない。

世界も明るさは見えない。先進国も新興国も皆苦しんでいる。米国の利上げがどう影響するかも不透明だ。米国自身が恒例の大統領選という“内戦”に突入するから、経済政策が停滞するかもしれない。

リベラル≒アカの勢力が世界中で衰え始めている。国益重視・民族主義の右派・保守派が支持を集めるようになった。国境管理、移民規制も強化されつつある。これは大いに結構なことだろう。

中共、ロシア、ISを封じ込めて、普通の国、普通の世界への展望を開けるのか。来年も厳しい1年になりそうだ。(2015/12/27)


      
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