2016年01月08日

◆中国経済の崩壊が本格化している

石  平



産経ニュース【石平のChina Watch】2015.12.4

倒産ラッシュ、人員削減…中国経済の崩壊が本格化している

9月24日掲載の本欄は、8月と9月に公表された一連の統計数字か ら、 「崩壊へと向かう中国経済」の実態をリポートした。実は10月と 11月に 入ってからも、この国の経済の沈没ぶりを明確に示すような数字 や報道 が続々と出てきている。

まずは10月19日、国家統計局が第3四半期の経済成長率を発表した が、 それは前年同期比6・9%で、今年上半期の7%よりさらに鈍化し て、 2009年第1四半期以来の低水準となった。

もちろん、政府が公表したこの「6・9%」の成長率、あるいは上半期 の「7%成長率」は果たして本当であったかどうかも実に疑わしい。

中国 では、たとえば電力消費量の伸び率がいわゆる「李克強指数」の一 つとし て経済の実態をより適切に反映しているが、今年1月から9月ま での全国 の電力消費量伸び率が0・8%であったことは、10月22日の中 国電力 企業連合会の発表で判明している。

2013年は政府発表の成長率が7・7%であったが、同じ年の電力消 費量 の伸び率は7・5%であった。しかし上述のように、1〜9月の電力 消 費量伸び率がただの0・8%であったならば、同じ時期の経済成長率は 7%か6・9%であるはずはない。おそらく、0%成長に近い水準にある のではないか。

そして、9月と10月の電力消費量は両方とも前年同期比0・2%減と なって絶望のマイナス成長に転じているから、秋に入ってからの経済状況 はさらに悪化していることがよく分かる。

対外貿易の関連数字も大変悪い。10月13日の中国税関総署の発表に よる と、1月から9月までの輸入は前年同期比で15・3%減となってい ると いう。9月のそれは前年同月比で実に20・4%減となっており、輸 入が 急速に縮小していることがよく分かる。


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