2016年01月26日

◆欧州のイスラム化という悪夢

平井 修一



トランプ候補の発言は米国内のみならず欧州でも物議を醸しているが、本音では「欧州のイスラム化という悪夢」を懸念する人は政治指導者にも少なくない。世界日報1/20「ウィーン発コンフィデンシャル“欧州のトランプ氏”は1人でない」から。

<不動産王ドナルド・トランプ氏の入国禁止が決定していたら、文字通り漫画チックな展開となるところだった。外電によると、英下院は18日、イスラム教徒入国禁止発言をしたトランプ氏の英入国禁止問題を協議した末、英保守派らの反対が多数を占めて、同氏の入国禁止処置は見送られたという。

トランプ氏は昨年12月7日、「イスラム教徒の入国を禁止すべきだ」と表明し、国内外で批判の声が飛び出したことはまだ記憶に新しい。同氏の提案は当時、カリフォルニア州で発生した銃乱射事件の犯人がイスラム教徒だったことなどと関連していたという。

同氏の表明は有権者の獲得を狙ったプロパガンダ的性格が強く、その内容を真剣に討議する価値があるかは分からないが、特定の宗教をターゲットにその信者への入国禁止は米国の憲法に明らかに反するし、「宗教の自由」を蹂躙する内容が含まれている。

トランプ氏の反イスラム教徒発言に対し、欧米諸国の中には、暴言を頻繁に発するトランプ氏を危険人物として入国を禁止しようという動きが一部でみられるわけだ。

ところで、米国内のイスラム教徒人口は全体の約1%に過ぎず、約350万人と推定されている。米国のワシントンDCに拠点を置くビュー研究所が発表した数字だ。選挙戦略の立場から言えば、トランプ氏の表明内容は国民の1%を敵に回すかもしれないが、99%の国民には直接関係無いか、ひょっとしたら支持される可能性があるテーマだ。

ただし、同研究所によると、2050年までにイスラム教徒の数は現在の倍に増加すると予想されている。その理由は移住者の増加とイスラム教家庭の出産率が他の宗派の平均出産率より高いことなどが指摘されている。米国へ合法的に移住する者の約10%がイスラム教徒だという。

イスラム教は今世紀中には世界最大宗教に躍進するという。米国内でイスラム教徒の数が増加していけば、トランプ氏のような反イスラム教発言は自制しない限り、政治家は選挙で勝利できなくなるわけだ。

目を欧州に移すと、北アフリカ・中東から多数の難民、移民が殺到する欧州では難民受入れ制限の動きが加速化している。その主因は難民の数が多く、収容しきれないという外的な事情だけではなく、独ケルン市駅周辺で大晦日に発生した外国人による集団婦女暴行事件が大きな影響を与えている。

特に容疑者の中に難民申請者がいたという報道は欧州国民に難民受けれへの警戒心を高めている。昨年の「パリ同時テロ」事件にも実行犯のテロリストの中には難民を装って欧州入りした者がいたことが判明するなど、難民のイメージは昨年夏と比較すれ非常に悪化している。

問題は、難民、移民の大多数がイスラム教徒という事実だ。スロバキアのロベルト・フィツォ首相は、「わが国はイスラム教徒の難民は受け入れない」と発言しているほどだ。興味深い点は同首相の発言を“欧州のトランプ発言”と報じ、糾弾する動きは見られないことだ。

すなわち、スロバキアを含む欧州では、フィツォ首相の発言は決して好ましくないが、欧州国民の本音を言い当てているといえるわけだ。

仏人気作家ミシェル・ウエルベック氏の最新小説「服従」(独語訳タイトル)のストーリーが現実味を帯びてくる。小説の内容は、2022年の仏大統領選でイスラム系候補者が選出されるという話だ。著者は、カトリック国フランスでイスラム系大統領が選出されるという皮肉な結果をシニカルに描き、大きな反響を与えていることはこのコラム欄でも紹介済みだ。

欧州に殺到する難民・移民問題は、少子化に陥った欧州の労働力確保といった楽観的な経済的対応ではもはや解決できない。欧州全土の文化的・社会的変革を誘発する時限爆弾を抱えているからだ。欧州諸国の間で難民・移民の公平な分担が難しいのは、一部の政治家の頑迷さが障害となっているからではなく、欧州のイスラム化という悪夢が日々現実味を帯びてきていることに、欧州人の無言の抵抗が潜んでいるからではないだろうか。

トランプ氏のイスラム教徒入国禁止案はイスラム教徒が人口1%の米国での発言だ。一方、欧州ではユーロ・イスラムと呼ばれる世俗化イスラム教徒の数でも1400万人を超える。欧州のイスラム化の恐れは非常に現実的だ。

欧州のメディアもイスラム・フォビアや外国人排斥運動へ警告を発するが、欧州各地でイスラム追放を叫ぶ政治家が選挙の度に躍進している。欧州ではトランプ氏は1人ではないのだ>(以上)

思うに、どんな宗教を信仰しようが構わないが、西側のルールを守れ、ルール破りは許さない、ということだ。イスラム教徒は過激派になりやすいから、危険予防の緊急措置として入国禁止はやむを得ないだろう。

欧州を襲う避難民のうち、“本物の”政治難民は少数だが、それと同じくらい過激派がいるのではないか。「くさい臭いは元を断たなければダメ」というCMがあったが、避難民は徹底した国境管理で防ぐしかない。

2か月ぶり、「ロルちゃんのブログ」1/14「百鬼夜行」から。

<つい最近までのドイツは、北欧とかの様なゲルマン民族系の国と一緒に「秩序よい国」だと思われていただろうが、外国から見れば、今は単なるヒッピー国家に歪んじゃったとしか言いようがない。百鬼夜行、全くその通り。

パスポート無しに、シリア難民を装っている連中を百万人単位で国に入れて、その中には今現在世界で一番問題を起こしているグループ、若くて、イスラム系、教養のない男性が主だった。最悪、最悪の組み合わせだこれは。そして、実際に何人だったのかは誰も分からない。登録されなかった人が多いから・・・

僕は彼らを呼ばなかったし、歓迎もしていない。むしろ帰って欲しい。それは今となって国民の(怖くて黙っている)過半数の人の意見だろう。でも未だに、い・ま・だ・に、ドイツには彼らを歓迎している「善人」が残っている。今年もまた百万人来てもどうってこともない(という)、アホに違いない善人。

善人達は(僕は思うには不正に)入ってくるいわゆる「難民達」をいち早く社会に統合させたいと思っている。つまり、早く(我々の税金で)ドイツ語を勉強させ、アパートも譲与し、(人間的な(ははは))職場も提供しようという思考で生きている。

善人達はいつも自分の意見が妥当だと主張しているばかりで、そこから外れる意見は右翼、ナチの意見に決まっていると振る舞う。

(故郷ケルンの大晦日の集団的性犯罪の)犯人の殆どはいわゆる「難民」か「政治亡命者」。それは明らか。言うまでもなく左派の皆さんは「でも全ての難民はそうではないのよー!」と断言しているのに忙しい、全く・・・。

ま、ケルンの警察本部長はこれで引退させられたが、そうであってもドイツに流入してくる難民の数は減る見通しはない。3月13日にはドイツの3州で州の選挙が行われる。大流入が始まって以来初めてだ。(既存の)の党の全てに惨敗を喫して欲しい>(以上)

こんな風刺画が紹介されていた。

http://roruchan777.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html#more

<メルケル首相は性的嫌がらせを受けながらも、「我々はそれ(難民大流入の問題)を解決できる、解決できる、解決できる、解決できる」と思い込み続ける・・・>

末期的。サイレントマジョリティが大声を上げないと「欧州のイスラム化という悪夢」は現実になる。(2016/1/25)


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック