2016年03月10日

◆大量殺戮は支那の伝統

平井 修一



新唐人2010年9月24日付から。

<共産党政権の政策で犠牲となった中国人は膨大な数に上ります。1950年代後半からの「大躍進政策」の死者の数はずっと謎でしたが、最近、ロンドン大学のフランク・ディコット教授は、4500万人以上が餓死したと述べました。

ディコット教授は「毛沢東が発動した大躍進政策は、強引な生産ノルマを課したが、誰もその誤りを指摘せず、しかも毛沢東が食料による、ソ連への借金返済にこだわったため、食糧事情が悪化した」と指摘・・・>

文革時代を含めて毛沢東は最大で8000万人を死に追いやったと言われるが、支那では「王朝が変わるたびに死屍累々になる」、これが初期設定のようだ。ブログ「my 近代史」にはこうあった。

<支那大陸では王朝が変わる際に数千万人単位で人口が激減している。1861年には1.6億人も消えている。

(なぜそれが分かるのか?)片っ端から前王朝の遺産、書物や建造物などを破壊しつくした新支配者は、戸籍(人口)を記す資料は必ず残した、民を搾取するために>

徴税、徴兵などのために戸籍が必要だったのだ。

このブログは「支那人口の歴史的考察」(イウァン・イリイチ・ザハーロフ著、1852年、後に満州鉄道調査部が日本語訳刊行)を引用しているのだが、たとえば隋の606年の人口は4600万人、20年後の唐の626年は1650万人で2900万人が消えている。

唐の755年と200年後の宋の976年では3500万人、宋の1101年と60年後の南宋1160年では2700万人、明の1504年と140年後の清の1644年では4900万人、清朝末期1861年の太平天国の乱では1億6500万人が消えている。

飢饉もあるだろうが、戦争などでの大量殺戮も相当あったろう。

<新王朝側は旧王朝側を殺戮しまくった、たとえ同一民族同士であっても。戦争は100万〜200万人規模になることもあり、数十万人が死亡する。

勝者は敗者/捕虜を処刑するよりも楽な方法=生埋めで殺害している。たとえば秦は降伏した趙の捕虜40万人を生埋めにしている(長平の戦い)。

中国の都市は刑務所の塀のように高く ぶ厚い城壁に囲まれた内側にあり、その都城が戦場になることが多々あり修羅場となる。(南京城の塀の内側は東京山手線内側程の広さ)

日本の都市は城の外(城下)にあり戦場はおおむね郊外になり、農民は見物さえしている。(平井:武田信玄と上杉謙信の戦では収穫期を避けている)

支那では戦争になると農家も戦いに駆り出され農地が荒れ大飢饉になった。堤防破壊、頻発する洪水、田畑は破壊、大旱魃、いなごの大発生で食糧難になり、草木や虫を食し、人肉食までして過去数千年を生きてきた。

彼らは他人を一切信用しなくなる、政府も信用しない、自分の生活が第一、となる。そして今でも中国人は誰も信用せず、自国を信用せず、多くが国外へ移住することを望んでいる>

苛烈、過酷な歴史と自然環境。戦争でも督戦隊がないと兵は逃げ出すから、味方に殺される兵もずいぶんいたろう。

支那では奪い尽くし、殺し尽くし、焼き尽くす戦法を「三光作戦」と呼ぶ。支那では「光」とは「何もない」という意味もあるようで、「吃光」は「食べ尽くして何もないこと」だそうだ。日本ではそういう意味はない。

<中国語での呼称である三光作戦は、1941年の『解放日報』に初出が見られるという(当時の『解放日報』は中国共産党の博古が責任者を務めている)。日本では撫順戦犯管理所等に収容され、後に解放された中国帰還者連絡会(平井:洗脳された日本人捕虜)が1957年にカッパブックスから出版した『三光』から、この「三光作戦」という呼称が広がった>(ウィキ)

支那の伝統的な戦争の作法が「三光作戦」なら急激な人口減になるわけだ。中共(戦前は共匪)ではこれを「報復清野」と呼んでいたようで、敵が何もできないようにきれいさっぱり「何もない」状態にすることだ。すなわち奪い尽くし、殺し尽くし、焼き尽くす。

残酷的、嗜虐的な殺人方法や大量殺戮は支那の伝統だ。世界遺産に是非登録した方がいい。(2016/3/8)


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