2016年03月26日

◆消費低迷“修羅場”の支那

平井 修一



消費者は空気とかマインドで動く部分が結構大きい。小生は物欲がほとんどないから「必要なものしか買わない」。ところがカミサンを観察していると「あらおいしそう、あら可愛い、あら素敵、あら安い」という感情で買う。「だって買いたかったんだもん」などとも言う。

まあ、財布に余裕があるからだが、今のところは景気がいいわけでもないが悪いわけでもない。だから女どもの消費スイッチはオンのままだ。

支那人民はどうやらスイッチをオンにしたりオフにしたりするようになってきた。これまではイケイケドンドンムードだったが、「余計なものは買わない、必要なものを買うようにしよう」と慎重になってきたようだ。リストラ、解雇の噂も高じてきて景気の減速を実感するようになったからだろう。

「中国消費者の節約志向が招く“修羅場”」から。

<[上海・香港3/16ロイター] - 中国では、消費者が財布のひもを締めるにつれ、小売業者は人員を削減し、事業拡大計画を遅らせ、在庫を積み上げている。経済成長の原動力として消費者に期待していた同国にとって、大きな悩みの種となっている。

経済成長が四半世紀ぶりの水準に鈍化するなか、中国の消費パターンには変化が見られる。裕福な中間層は高級志向から、より手ごろなブランドへと移行し、貧困層は生活必需品すら切り詰めている。

中国小売業者の上位50社は今年初め、売り上げが6%減少。米調査会社カンター・ワールドパネルによると、即席めんや洗剤といった日用品の売り上げは昨年末、わずか1.8%の増加にとどまった。3年前の9%超増と比べると大幅に伸びが低下している。

とりわけ安価な日用品の消費でさえ低迷していることが、中国の抱える難題を如実に表している。

「以前だったら、欲しいものがあれば買いに行った。だけど今は本当に必要なものしか買わない」と、上海の国有企業で働き、月収1万〜1万5000元(約17万4000〜26万1000円)を稼ぐというYang Shunjieさん(28)は語る。価格の安いインターネットで買い物をすることが多く、新しい服を買う場合はシーズン終わりのセールまで待つという。

豪ウエストパック銀行による最近の消費者調査では、消費者のセンチメントは昨年10月以降で最も低かった。「2月の最新データは、引き続き弱い状況を示しており、失業懸念の高まりが再び消費者のムードに重くのしかかっている」と、同銀のシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は語った。

ハッサン氏はまた、消費者需要が勢いを失えば、成長がさらに長く低迷するリスクが高まると指摘した。

<生存競争>

一方、一部の企業はそのような消費低迷をものともしない。スターバックス、ナイキ、アディダスのような「手ごろなぜいたく」を提供する国際的なブランドは依然として業績を伸ばし続けている。アディダスは2020年末までに中国で新たに3000店舗を展開する計画だ。

しかし、中国の景気減速は小売業に打撃を与え、多くの企業は事業の縮小や成長著しい小都市への重点的な取り組み、さらなる値引きを余儀なくされていると、業界幹部や消費財メーカーは指摘する。

「消費の場がオンラインや小さな店に移るなか、対応に苦慮している」と、ある外資系大手消費財メーカーの販売担当幹部は語る。「修羅場に直面している」と同幹部は言う。

この幹部の話では、一部の小売業者の在庫水準は、通常の平均である約2週間分から9カ月分にまで急増したという。

<警告のサイン>

すでに今年、弱い消費者需要のせいで、中国に重点を置く消費財メーカーの業績は大幅な下方修正を迫られている。

即席めん・飲料大手の康師傅、スーパーチェーンの聯華超市、中国服飾、民生珠宝などの企業は、売り上げ低迷について「落ち込む消費」と値下げ予想のせいだとしている。

「今年はかんばしくない。実際のところ、これまで売り上げは伸び悩んでいる」と、上海の雑貨チェーン「エンジョイ・イージー」の店員は語る。昨年は、顧客1訪問当たり100〜200元(約15〜30ドル)を売り上げていたが、今年はそれよりかなり少ないとし、「今ではわずか数ドルしか使わな
い人もいる」という。

大型スーパー運営大手「高キン零售」は先月、2016年は小売業者にとって「厳しい年」になるだろうと説明。同社の2015年利益は16%減少した>(以上)

市場経済の場合は、経済低迷→賃下げ→消費低迷→在庫調整などのリストラ→財政出動・金融緩和→経済復調→賃上げ→消費改善といったパターンをたどるのが常だ。ただ回復までに時間はかかり、日本の場合はバブルの余熱が冷めた1995年から21年たっても好景気には転じない。

大体、先進国は20万トンタンカーみたいなもので速攻で針路を変えられない。じわりじわりと改善すればオンの字だろう。先進国はそれぞれ競争力のあるトップレベルの技術力を持っている。それでも蝸牛の歩だ。

支那には革新的技術はいっぱいある。秘密裏に拘束して刑務所に送り込む技術、天文学的な賄賂で蓄財蓄妾する技術、鼠の肉でステーキを作る技術、自分こそが被害者だと居直る技術、こっそりと盗むサラミ戦術、最新技術を盗む技術、回復不能まで環境汚染する技術・・・いずれも一流だが、いかんせん誰も買わない。

こういう「悪事のデパート」、ほとんどギャングのような国が現在の経済失速から回復できるのだろうか。日本のトンネルが20年なら、支那のそれは100年ではないか。中共を廃絶して市場経済に全面移行しない限り、清朝のように数百年の停滞、眠りを繰り返すのではないか。共産支那に明日はない。(2016/3/24)


        
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