2016年05月18日

◆私の「身辺雑記」(344)

平井 修一



■5月15日(日)、朝5:00は室温21度、快晴、ハーフ散歩。

沖縄の本土復帰44年。島民は年々劣化しているように見え、キャンプ・
シュワブのゲート前はイカレタ老人たちの不法占拠で“アカの聖地”、治外
法権になっている。

ユスリタカリも芸のうち、本土からの税金で景気はよくなって、人口も増
えているが、それでもオツムは習近平、からっぽ。生活保護のような老人
を甘やかすとどうしようもないクズになる典型だ。まずは琉球新報、沖縄
タイムズをつぶさないと前進しない。

2紙はがっちり報道利権を握っているからなかなか難しいが、ネットが
徐々に洗脳を溶いていくだろう。時間はかかる、ハアー・・・脱力しそうだ。

今朝の産経1面「検証:文革半世紀」はたいへん刺激的だった。が、その1
面の左柱は革マル派の二代目教祖、ラスプーチン佐藤優のお粗末な論考
だった。

産経のお行儀のよい編集者はお坊ちゃまで警戒心がないのだろうか、革マ
ルの戦略はターゲットを叩くのではなく、ターゲットの内部に入り込んで
ターゲットを乗っ取るのである。寄生虫、サナダムシ戦略。JR総連、JR東
労組、沖縄/翁長、北海道/横路・・・みなそれで乗っ取られた。

革マル派教祖の黒田寛一は人前に出るとカリスマ性が薄れるからと深窓に
引っ込んでいたが、初期のころは講演もした。今井公雄氏が「左翼過激派
の20年」にこう書いている。

<全都の学生を集めておこなっていた黒田の講演学習会のことである。
1962年の9月から11月にかけてのことで、黒田はおおむね次のような主旨
のことを話した。

「われわれはサナダムシであ〜る。サナダムシは〜、あごんところについ
てる鈎で胃壁に食らい付いてどんなことがあっても離さない。そんでもっ
て、最後には本体を倒しちゃう」

いまではあまり知られていないことだが、当時を知るものなら知らぬもの
ない「(革命的共産主義者同盟=革共同)全国委員会(のちの革マル派)
寄生虫論」である>

革マルは産経を乗っ取ろうとし、それに応える隠れ革マルの産経社員がい
るということだろう。中核派の兵隊だった小生から見ればそんなことは
「イロハのイ」だ。産経は社内の隠れ革マルキストを摘発し、自己批判さ
せ、市中引き回し、焚刑、梟首、罪九属に及んで一族に恥多き死を与える
べきだ、世が世なら。

昔「黒寛」、今「佐藤」、あなたの隣に革マル派。「検証:革マル半世
紀」を連載してはどうか。

大体が小賢しい沖縄独立論者、習近平の手先である佐藤優を迎合するなん
て狂気の沙汰だ。熊坂先生、宗男を篭絡した佐藤優(神学生、スターリン
と同じ)はダメだ、まだ佐藤守の方がいい(近年は宇宙人になって、いさ
さかカルト的だが。曽野綾子氏に敬服しているから最後の理性は残ってい
るようだが・・・)。

どうも“イキノイイ”ヂイヂが少なくなっているような気がする。高齢化な
のか・・・ウッタク、もー、という感じ。

ところでパナマ文書。こちらは「大山鳴動して鼠一匹」だったりして。ブ
ログ「Argus Akita」5/11「節税は実際の企業経営では当たり前」から。

<納税は義務であると同時に企業経営ではコストであり、コスト低減と利
益最大化は当たり前の行動だからである。また、合法的な節税手段を探す
のが当たり前であり、そのために税理士などの専門家にアドバイスを受け
るのも至極普通の行動である。

節税などは昔から当たり前のように存在する。

『パナマ』で考えても船舶の便宜置籍船(事実上の船主の所在国とは異な
る国に籍を置く船)の件がある。ノリエガ将軍の時代にはパナマは便宜置
籍船国のブラック、グレー、ホワイトのカテゴリーでもブラックリスト
だったはずだ。

そもそも便宜置籍船国はこれといった産業を持たない小国がほとんどで、
船籍を置いてもらうことで税収を得ている。

パナマやリベリア船籍の多い、日本郵船(三菱)、商船三井、川崎汽船など
が、節税で批判を受けたなどは聞いたことがない。

タックス・ヘイブンなどは多くの業種でそれなりにあれこれ昔からあるの
だ。今回に限ってガーガー騒ぐのは面妖である>(以上)

パナマ文書を公表した国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に日本か
らは朝日新聞と共同通信の2社が加盟している。この2社は偏向捏造報道で
日本のアカマスコミを牽引しているが、米国では同じくアカマスコミの代
表格で朝日のお友達のニューヨークタイムズが加盟している。ICIJはそう
いう自称リベラル、内実アカモドキの集まりではないか。

彼らは公正な報道で真実を探るのではなく、「角度をつけて」自分たちの
主義主張を拡散するのが自分たちの神聖なる仕事だと思っている。自分た
ちが憎む政権の小さな瑕疵(みたいなもの)を見つけると針小棒大に書
く。事実を捻じ曲げて書く。それが「いい記事」だと思っている。

自分たちが憎む政権の瑕疵は大げさに取り上げ、自分たちが好む政権の
「不都合な真実」は「報道しない自由」によりスルーし、それをテンとし
て恥じない。なぜか。「限りなくアカに近い自称リベラル」だから。

そういうマスコミを会員とするICIJが、いい仕事をするかどうか。読売新
聞で長く経済記者を務めた中村仁氏の論考「租税回避地の“パナマ”に金融
制裁を」(アゴラ5/11)から。

<なんといってもすさまじいのは、中国、ロシアなど共産圏の独裁国家の
トップらによる所得の不正取得、タックスヘイブンへの資金逃避、マネー
市場での運用による巨大な増殖が想像され、絶句します。

ひどさでいえば、中国が筆頭でしょうか。租税回避のためのペーパー会社
は中国が突出して多く、2.5万人・法人といいます。国内では報道もさせ
ないそうですから、独裁者や独裁体制下における富の収奪に国民は怒りよ
うもありません。

ロシアを含め、国家、政府は国民のために存在するのではなく、独裁者、
指導層が自らを富ますために存在しているのでしょう。

中国、ロシアはどうするのか。そもそも問題は、所得、資産の不正取得か
ら始まりますので、まず当事国の政府が国内での取り締まりを強化するし
かありません。

中ロでは、政府、党にその気はなく、トップおよび周辺が率先して課税逃
れに励んでいるようですね。まず国民自身が政府、指導者に怒りをぶつけ
ていくしかありません>(以上)

「怒りをぶつけ」たら刑務所行きだ。中村氏は大阪読売の社長まで務めた
人だぜ。それでも中露の残酷な独裁統治に思いが至らない。まるで純粋無
垢の幼児のよう。なぜか。「限りなくアカに近い自称リベラル」だから。

朝日・若宮とチンポコを握りあったナベツネそっくり。ナベツネは東大駒
場細胞出身だ。

中村氏はこの辺の認識が甘い、甘すぎる。メガネドラッグで矯正用3Kメガ
ネ(危険を察知し、検証分析し、警備を固める)に作り直したほうがい
い。世界がよく見えるぞ。

「パナマ鳴動して鼠一匹」というのは大いにあり得る見立てかもしれない。

熊坂先生もよく警戒することだ。アナタのそばにアカがいる。マムシのよ
うな乗っ取り屋が近づいてきたら、問答無用、情け容赦なく頭をつぶすこ
と、それ以外に会社を守る方法はない。マキャベリ曰く――

「企業の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的に
とって有効ならば正当化される。この一事は、経営者に限らず、社員の一
人一人に至るまで、心しておかねばならない。その手段が正しいとか正し
くないとか、寛容であるとか残酷であるとか、賞賛されるものか恥ずべき
ものかなどについて、一切考慮する必要はない」(祖国→企業、為政者→経
営者、国民→社員に置き換えた)

長女一家が秋川渓谷で釣ってきたニジマス10匹を調理。新鮮そのものだっ
たが、北大路魯山人は肝吸虫(肝臓ジストマ)による肝硬変で死んだ。確
かニジマスの刺身が原因だったと聞いているから、熱を通した方がいいだ
ろうと夕食はムニエル、とても旨かった。警戒は大事だ。

残りは甘露煮とみそ漬けにした。なんとなく手は生臭い。生臭坊主の佐藤
優は再婚してカミサンがいるそうだ。舛添と一緒。小生のカミサンを含め
てゲテモノ好きの女は結構いる。

■5月16日(月)、朝6:30は室温21度、曇、ハーフ散歩。

小生はNGOとかNPOに偏見を持っている。「こいつらアカじゃないか、寄付
金で飯を食っているんじゃないか」と。

中核派の大幹部は娘を米帝へ留学させていたし、ブント戦旗派の大幹部は
外車を乗り回していた。身近なところでは被告団の事務局にいた奴は会う
たびに服装が派手になった(こいつはネコババがばれて追放されたが)。

小生ら中核派の兵隊は、前線に送られたらまず無一文になる。カネは全部
取られるのだ(逃亡防止のため。オームと一緒)。一応、三食は現物支
給、あるいはカネが渡される(必要な交通費も)。

この原資は兵隊が駅前などで募ったカンパである。カンパ、義援金、支援
金が“被害者”“被災者”に回ることはたぶんゼロだろう。1970年前後の中核
派は500〜1000人ほどの専従がいたろう。

(専従=職業革命家、略して職革。食客だな。殺傷専門の非公然部隊=革
命軍は50人程だったろう、友のMはその精鋭で「みな俺と同じく前科が多
すぎて堅気にはなれない人ばかり」と自嘲していた)

専従を抱えているから、幹部の給料や将兵の飯を提供しなければならな
い。カンパはそのための重要な「M作戦」だった。

(スターリンのM作戦は銀行強盗だったろう。1905年、レーニンに面会し
てからスターリンは「掠奪を強行」とシベリア帰りの内村剛介は書いてい
る。レーニンは汚れ役を引き受けたスターリンに頭が上がらない。スター
リンは殺しのテクニックを身に着けた。最強。プーチンそっくり)

小生には以上のような実体験があるし、日赤に送った寄付金がどのように
使われるのかを調べてみたら、川崎市社会福祉協議会経由で、ずいぶんと
怪しいNGOとかNPOに流れていたりした。

税金が首長や取り巻きの物見遊山、週末旅行、正月旅行などに使われてい
る。こういうバカを首長に選んだのは小4とか中2レベルの国民である。選
挙権はローマ帝国やギリシアのポリス時代のように、兵役・納税義務を担
える人にのみ与えるべきではないか。

参政権のない奴らが一掃されれば多くの問題は解決する。

笹川陽平氏の論考「ちょっといい話 その67 非営利組織評価センター設
立」5/13から。

<ようやく「非営利組織評価センター」が設立され、活動が始まった。必
要性は叫ばれていたものの、ここまでこぎつけるには若干の時間を要した。

筆者が2012年11月26日の産経新聞『正論』に『NPO法人は情報公開の徹底
を』と題した投稿をしてから3年半の月日が経過した。現在、NPO法人(特
定非営利活動法人)約5万件、一般財団法人・一般社団法人は約4万件を超
え、社会活動をする組織は厖大な数になってきた。

又、東日本大震災を契機に企業も社会貢献活動の重要性を認識し、CSR活
動の機運が盛り上がり活発化してきた。しかし、企業側から見ると、特に
NPO法人約5万件の中から、自社の計画にマッチした信頼できる団体を選択
するのは至難のことであった。

制度改革により公益財団・公益社団法人は「公益認定等委員会」などに
よって審査が行われるが、NPO法人や一般財団・一般社団法人は法人化が
容易に行われ、その後の活動についての厳しい審査はないに等しい。

そのため当初の『志』と異なり、休眠中の組織や連絡さえ取れない団体が
多数存在するようになった。

本来ならば各自治体が、例えば、二年以上会計並びに活動報告がなければ
自動取り消しというような制度を作れば話は簡単で、まじめに活動してい
る非営利組織の選択も楽になる。

しかし我々は、行政に頼るのではなく、民間の力を結集して自主的に評価
する組織を開設しようということになった。

発案者の日本財団の橋本朋幸が関係者の説得に当たり、以前から先駆的に
京都でこの種の活動をされていた「社会的認証開発推進機構」の協力を得
て、設立発起人にトヨタ財団をはじめ、有力な14の団体が参加。賛同パー
トナーに三菱財団、キリン福祉財団など7団体も協力してくれた。

しかし、この種の組織の活動には何よりも資金が必要である。日本財団で
は、軌道に乗るまでの5年間の経費を負担し、以後は自立することになっ
ている。

かつて「日本ファンドレイジング協会」が開設した折、日本財団は5年間
の活動資金の支援を行い、会長代表理事の鵜尾雅隆氏は約束通り、見事に
自立して成功させたのみならず、この種の社会活動団体及び運営を担う人
材養成になくてはならない団体にまで成長させた。

「非営利組織評価センター」の理事長には、斯道の権威者であられる「公
益法人協会」の太田達男理事長が無給で協力してくださることになった。
何よりの僥倖(ぎょうこう)であり、初期の目的を達成されることを願っ
てやまない。

なお2016年度は、無償で300団体の第三者評価が計画されている。事業目
的、事業内容、評価事業の概要等々、「非営利組織評価センター」につい
ては下記にお問い合わせください(略)>(以上)

非営利組織評価センターはインチキ団体を駆逐する有効な濾過紙になるだ
ろう。労組の強い日赤もチェックしてほしい。日弁連のような多分ろくで
もないアカ組織ではないのか。

知人が数年前にNPOを立ち上げたが、カネが目当てだった(今は休眠)。
知人の奥さんは市会議員に立候補したが、これもカネが目当てだった(落
選)。われらの内なる舛添根性。嫌なものだね。世の中はきれいごとばか
りとはいかない。

■5月17日(火)、朝6:30は室温22度、中雨、傘をさしてゴミ出し。散歩不可。

知らないことを知ると、とても興奮する。知的刺激を受けて血圧も上がる
のだろう、血管が切れそうな感じさえする。それでもネットはタダだ。
まったく有り難い。♪ネットよ 今日も ありがとう

「Argus Akita」5/14から。

<先日、東京で某一部上場会社の採用担当と雑談していて、就活のエント
リーシートで、メルアドにgmail.com、yahoo.com、yahoo.co.jpを書いて
きた学生は即ゴミ箱だそうだ。棄てアドは棄てアドで使わないといけない
ということである。

ついでにその採用担当は、歯並びの悪い奴と中学受験していない奴も即落
とすそうで、これは現在の上場企業ではごく一般的になっているそうだ。
(育った家庭の経済環境・水準の判断か?)>

お受験・・・公立学校はダメよ、二部上場以下へどうぞってか・・・お坊
ちゃま、お嬢様ばかりの一部上場企業と違って、中小零細泡沫企業はジャ
イアンとスネオの世界だから、たぶんタフであり、サバイバルに通じてい
るだろう。

職人の世界、これが日本経済の基礎を営々と築き続けている。丸の内の上
流階級がこけても、丸の外の中小零細泡沫企業が踏ん張っている限り日本
は安泰だ。

原口侑子氏の論考「風呂場で肌をさらしたイエメンの女性たち 旅の形、
国の形(イエメン・サナア)」(JBプレス5/14)も刺激的だった。

氏のプロフィールにはこうあった。「東京大学法学部卒。早稲田大学法科
大学院修了後、弁護士(2008〜2011年、61期)。バングラデシュにて開発
コンサルタント(2011〜2012年、2014〜2015年)。世界一周旅行
(2012〜2014年)、アフリカ・中南米を中心に周遊」

東大法学部卒・・・弁護士廃業?・・・自分探しの旅?・・・ナンカ心配
だが・・・

<私は全身を覆うニカーブを買ったものの、外国人への許容範囲は広いと
聞いていたので普段はヒジャーブで頭髪だけを隠して町を歩いた。

道行く男たちはくちゃくちゃと噛み煙草(カート)を噛んでいる。葉っぱ
を噛み潰してたまった唾とまぜたものを飲み込んでいくとちょっとハイに
なるらしい。噛み終わった葉っぱのくずはどんどんたまっていくので、彼
らの左頬(または両頬)はこぶとり爺さんよろしくプウッと膨らんでいる。

男たちは、外国人と見ると珍しいのか声をかける。「写真撮ってよ」「ぼ
くたち4兄弟」「ジャンビーヤ屋なんだよ、見て行ってよ!」(平井:
ジャンビーヤは短剣。イエメンでは男は14歳以上になると所持が許可される)

女たちは何も言わない。ただこちらに一瞥をくれて、そよと傍らを通り抜
けるだけである。ニカーブの下で彼女らが微笑んでいるのか、舌打ちして
いるのか、私には分からない。

*薄暗い風呂場で浮かび上がる女性たちの肌

サナアは砂漠性気候の、乾いた町だった。半日も歩いて土埃でさらさらに
なったヒジャーブを払う。この土埃から肌を守るのにヒジャーブはけっこ
う有用だったりする。ついでに汗も落としたいと思ったちょうどそのと
き、行く手にドーム型の、小さいお椀のような建造物が現れた。

風呂場であった。日本の銭湯と同じように、番台で小銭を払って体を洗う
という、普通の公衆浴場だ。

まわりに倣って私も番台に小銭を払うと、黒いニカーブを着た番台のおば
さんが、荷物を見せろと言う。私の荷物の中にカメラがあるのを見とが
め、「NOカメラ」とすごい剣幕で言う。

もちろん風呂の写真を撮るつもりはない。とアラビア語で説明することは
できず、確かにこの国では女性の肌や素顔が写真に撮られたら一大事なの
で、おばさんが警戒するのも分かる。私は諦めてカメラを渡した。

日本の銭湯のような更衣所に服を脱ぎ、風呂場に足を踏み入れるとそこは
ひんやりと薄暗い、まるでモスクの中のような静謐な場所であった。

水場のまわりにおばさんたちが大きな身体を揺らす。日本の銭湯で見かけ
る日本のおばさんたちと同じような身体で、同じものがついている。彼女
らは桶を私に手渡して、これで身体を流せという。言われるとおりにやっ
ていると、また別の誰かがスカスカのへちまを投げてよこし、これでこす
れと言う。水は冷たかった。

裸のおばさんは体を洗いながら、同じように裸のアジア人である私を、
じーっと見ている。「天空の城ラピュタ」に出てきそうな、海賊の棟梁の
貫禄のおばさんである。

「外国人かね」 おばさんは聞く。
「日本です」

「日本・・・旅行かね」
「そうです」

「サナアは好きかね」
「はい。とてもいい町。とてもいい人。おいしいごはん」

「ありがとうね」

アラビア語でのコミュニケーションはこれが限界だったが、それでもこれ
は、風呂の壁一枚隔てた外の世界では起こりえない、ニカーブの女性たち
との顔を突き合わせたコミュニケーションだ。

街路では見かけない女性の肌色がいくつも、薄暗い銭湯の中でぼうっと浮
かび上がる。外では外国人に自ら声をかけることのない女性たちは、風呂
の中では快活で、興味津々で、世話焼きだ。

でもニカーブの下でも彼女たちは、本当はいつも世話焼きなのだ。外で
も、中でも。見えないものを、一度目にすることで、それ以降、想像がで
きるようになるのだ、と私はおばさんたちの裸に思った。

それからというもの、道行く女性を見るとその無表情に見えるまなざしの
下に小さな関心を見るようになった。目が合うと「外国人かね」が聞こえ
るようになった。ニカーブの下に彼女らのリアルな微笑みを数え、リアル
な舌打ちを聞き、つまり彼女らの裸の姿を見るようになった>(以上)

イスラム教徒の女性と銭湯で一緒になるなんて、すごい希少体験だが、イ
エメンって・・・治安は大丈夫なのか。海外安全情報を見ると――

<全土:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避
勧告)」(継続)

*1 概況

(1)イエメンでは,北部のサアダ県を拠点とするホーシー派の武装勢力
が南下し,2014年9月に首都サヌアを制圧しました。ホーシー派武装勢力
が,サヌアから逃れていたハーディ大統領を追って同国南部のアデンへ
迫った2015年3月下旬,ハーディ大統領からの支援要請を受けて,サウジ
アラビア主導の連合軍は軍事介入に踏み切り激しい戦闘が継続しています。

(3)治安の空白に乗じ,イスラム過激派組織「アラビア半島のアル・
カーイダ」(AQAP)や「イラクとレバントのイスラム国」(ISIL)の関連
組織を名乗るグループによるテロ活動も全土で活発化しています。また,
強盗等の一般犯罪や武装集団による暗殺事件も多発しており,非常に危険
です。

(4)なお,これらの治安状況の悪化を踏まえ,在イエメン日本国大使館
は2015年2月15日以降,一時閉館しています。

*2 地域情勢 外国人等の誘拐の多発

イエメンでは従来から国籍を問わず,誘拐事件が多発しています。近年
は,治安悪化で多くの外国人が国外退避したこともあり,事件発生件数は
減少していますが,危険度が下がったわけではありません。

また,従来の誘拐事件の多くは部族組織による犯行ですが,AQAPの関与が
うかがわれる事件も少なからずみられます。誘拐の多くは政府への政治的
要求目的,身代金目的ですが,人質が最終的にAQAPの手に渡ってしまう
ケースもあるといわれています。そうした事件に日本人が巻き込まれる可
能性は排除できません。

つきましては,上記情勢に鑑み,イエメンへの渡航は,どのような目的で
あれ止めてください。また,イエメンに既に滞在されている日本人の方
は,直ちに国外の安全な地域へ退避してください>(以上)

かなりヤバイところを女の一人旅?・・・大丈夫なのか。異次元の世界、
死と隣り合わせの戦場カメラマンのような激しいスリル、「そこに山があ
るから」「そこに戦場があるから」。

カワイコちゃん、麻薬、酒、賄賂、万引、不倫、ヤクザ、起業、原理主
義、テロ、内乱、戦場・・・危険は魅力的である。

<一ノ瀬泰造、25歳のフリー・ジャーナリスト。キャパや沢田教一に憧れ
て戦場カメラマンを志し、自らの生きる道を追い求め激動のインドシナ半
島を駆け回るうち、解放軍の聖域アンコールワットを撮影することにとり
憑かれてしまう。

「うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。もし、地雷を踏んだらサヨ
ウナラ!」と書き残した男は、死の直前、果たして何を目にしたのか>
(映画のPRコピー)

♪一度の人生それさえ 捨てることもかまわない

「地雷を踏んだらサヨウナラ!」、“危険オタク”キケ男にキケ女・・・迷
惑をかけないで自己責任でやってくれ。(2016/5/17)


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