宮崎 正弘
<平成28年(2016)7月15日(金曜日)通算第4963号 >
〜トランプが激戦州で逆転、クリントンをリードしている
副大統領候補はマイク・ペンス(インディアナ州知事)で本決まりの様相〜
小誌4961号(7月11日発行)で予測したが、トランプの副大統領候補チ ケットはインディア州知事のマイク・ペンスで本決まりと全米各誌が伝えた。ニューヨークタイムズ、ワシントンポストも報道した。
「マイク・ペンスはトランプが持っていない政治資質を完全に備えてい る」と評価されている。
その後の世論調査で、クリントンに数ポイントの差でリードされていた トランプが、激戦洲のフロリダ、ペンシルベニア、オハイオの三州で逆転 していることが分かった。
つねに接戦となるフロリダは2000年のブッシュvsゴアで、選挙後一ヶ月 も揉めてブッシュ当確が打てなかったように大激戦区の象徴。富裕層に加 えてキューバ難民の拠点でもあり、ヒスパニック票の行方が勝敗を左右し てきた。
オハイオ州は予備選で、地元のケーシックに敗れたトランプだったが、そ の後、巻き返しが順調に進んでいた。クリントンと支持率は拮抗してきた。
全米平均でもトランプとクリントンの支持率は40%で並んでいる。
トランプの支持率増加は白人警官を射殺した黒人テロ事件、オーランドの IS系テロなど、一連の治安対策で強硬姿勢が支持され、またクリントン の支持率減は、私的メール問題が、FBIの訴追なしという決定が却って 疑惑を拡げたのではないかと分析されている。
またルース・キングスバーグ最高裁判事が、トランプを中傷した「事件」 も、反対にトランプへの追い風となった。キングスバークは司法の中立性 を侵害した過激発言として批判され、謝罪した。
共和党大会は18日からオハイオ州クリーブランドで開催され、反トランプ 陣営が動員を掛けて集会妨害に動いており、警官隊導入が予定されている。